絵本作家サトシンさん絵本ライブin鳴門西
「絵本&おてて絵本よみまショー」開催事業
なるとにし遊びラボ「てとてとて」
親子の読書の推進や「おてて絵本」の普及に向けて、絵本作家サトシンさんを招いての絵本ライブを企画。平成25年9月6日と7日の2日間にわたり、計4回の絵本ライブを開催しました。
※「おてて絵本」とは、子どもの手のひらを絵本に見立てて、大人の合いの手にのって、子どもに自由な物語を話してもらう「ごっこ遊び」。子どもたちの創造力を育む遊びとして全国的な広がりを見せています。
サトシンさん絵本ライブ in 成稔幼稚園
平成25年9月6日、成稔幼稚園において、絵本ライブを開催。計2回の講演には、園児約140人、保護者約60人が参加しました。 約1時間にわたる絵本ライブに園児たちは聞き入り、保護者にとっても、今後の子育てに有意義な話が随所に盛り込まれた内容となりました。
サトシンさん絵本ライブ in 鳴門教育大学
平成25年9月7日、鳴門教育大学講堂において、絵本ライブを開催。親子連れら約320人が参加しました。 「てとてとて」のメンバーとともに読み聞かせを進めていく場面や、子どもたちがその場で考えたお話をステージ上で披露する「おてて絵本」の実演もあり、会場全体が一体となって楽しみました。
事業を終えて・・
幼稚園の講演では、子どもたちが最後まで聞いていられるか心配の声もありましたが、落ち着いて最後まで楽しんでもらえました。 関係者や保護者からは、子育てに有意義な話が随所に盛り込まれた内容で楽しかったとの感想もいただきました。
児童クラブと小学生を対象に開催した鳴門公民館の講演では、作家自身の読み聞かせにより、絵本をさらに身近に感じられたとの感想がありました。
鳴門教育大学での講演では、親子連れをはじめ、教育関係者や図書ボランティア、学生など、当初の計画を上回る多くの方に参加していただきました。 アンケートからは、このような講演会に初めて参加された親子連れの割合が半数以上となり、事業の目的が達成されたといえると思います。
今事業では、鳴門教育大学付属図書館の紹介も目的としていましたが、当日には多くの方が図書館を利用されたとお聞きしました。 子どもたちが良書や本をよく知る司書にふれあう機会が増えることに期待したいです。市内外の図書ボランティアの方もスタッフとしてお手伝いくださり、読書推進に向けてのネットワークづくりにもつながりました。
このようなイベントを地域で行っていくことは、保護者と子どもの両者において関心を高めていくうえで大きな効果があると思います。
今後の目標、事業展開
鳴門西地区の幼、小、中学校への読み聞かせ等の読書推進活動に加え、今事業で得た連携開催のノウハウや市内外図書ボランティアのネットワーク、鳴門教育大学教授とのつながりを活用した活動を行いたいと思います。
バザーやフリーマーケットでの収益、子どもたちに負担とならない程度の参加費や材料費をいただくなど、活動を継続していくための資金にも考慮しながら、 ワークショップや料理教室など「子どもと大人と地域をつなげる」活動を継続していきます。