コミュニティビジネス
コミュニティビジネスとは?
私たちの住むまちには、子育てや高齢者支援、環境保全など、多くの課題が存在しています。 コミュニティビジネスとは、これらの課題に対して住民自らが主体となって、地域にある資源を活用しながら、ビジネスの手法を用いて解決していく取り組みのことです。
~何とかしたい、その思いが~
市内では、J CIテレワーカーズネットワークが、時間や場所に制約されずに心身に障がいをお持ちの方などが働けるよう、インターネット環境を活用した在宅就業の仕組みづくりに取り組んでいます。 より社会的な課題に向けた取り組み(ソーシャルビジネス)として、上勝町の「(株)いろどり」とともに全国的に注目されています。
~無限の可能性~
ビジネスとしての側面もあるため、地域に新たな創業と雇用をもたらす可能性を秘めています。 また、地域住民自らが実践することにより、地域社会の自立、活性化、コミュニティの再生などの効果が期待されるとともに、社会に貢献しているという満足感や生きがいにつながります。
~きっかけは身近なところに~
コミュニティビジネスは、地域で生活する皆さんの熱意とアイデアから生まれます。 例えば、毎日の生活で困っていることや、普段気付かない身の回りの地域資源が、コミュニティビジネスのきっかけとなるかもしれません。 市内でも高齢者の居場所づくりなどの活動が動き出しています。 地域課題を解決し、地域を元気にするために、私たちができることを共に考えていきましょう。
コミュニティビジネス講演会
市では、コミュニティビジネスやソーシャルビジネスの意義や内容について、多くの市民の皆さんに知っていただくために講演会を開催しました。
「移動スーパとくし丸が見た、地域の現状と課題」
~一緒に地域の買い物支援を考えよう!~
- 日時:平成26年2月9日(日)午後2時30分~4時
- 会場:キョーエイ鳴門駅前店4階イベントホール
- 講師:株式会社とくし丸 代表取締役 住友 達也 氏
平成26年2月9日、キョーエイ鳴門駅前店4階イベントホールにおいて、株式会社とくし丸代表取締役である住友氏による講演会が開催されました。(第12回市民活動交流研修会記念講演)
株式会社とくし丸は、社会的な課題である買い物困難者対策として主に徳島県内で移動スーパー事業を展開。地域スーパーの支援(提携販売)や雇用創出(退職者等の新規創業)のほか、地域の見守り役として活躍する新しいビジネスモデルには、全国から注目が集まっています。
住友氏は、全国で910万人といわれる買い物難民の現状と、社会のモータリゼーション化(車社会化)などの社会的背景を指摘。そのうえで、
「買い物支援対策としてさまざまな事業が展開されているが、それぞれに課題がある。利用者(消費者)を含め、すべての人が納得できる新しい事業モデルを作りたかった。」と起業のきっかけについて話されました。
「事業を始め、多くの利用者の皆さんと関わるなかで、本当にこの事業が必要とされていると感じる。事業がさらに拡大していくことで、移動スーパーの概念を越え、地域スーパーの販売形態にも大きな変革をもたらす可能性がある。巨大資本が全国に展開していく流れのなか、”とくし丸”という統一したブランド(連合)をつくり、地方から全国へ展開していきたい。」と今後の事業展開に向けても強く語られました。
最後に、ご自身の経験をもとに、「起業には、強い理念を持つことに加え、社会的な意義があり、拡大市場であることが大切になる」と参加者にアドバイスを送られました。
追記:とくし丸の語源について
「とくしま」と、社会貢献をする「篤志家(とくしか)」をかけあわせ、想いを込めてネーミングされています。
『そうだ!葉っぱを売ろう!!』
~はじめてみませんか、地域を元気にするコミュニティビジネスを~
- 日時:平成25年1月27日(日)午後2時30分~4時
- 会場:キョーエイ鳴門駅店4階イベントホール
- 講師:(株)いろどり代表取締役社長 横石 知二氏
株式会社いろどり代表取締役の横石氏を迎え、1月27日キョーエイ鳴門駅店で講演会が開催されました。
横石氏は、「高齢者は知識、経験、人間力がある。その力を発揮できる舞台を創っていく必要がある。」 また、その地域に住む誇りと自信を持つことが大切だとしたうえで、「視点を変えることで気づくことがある。一人ひとりに役割があり、まだまだできることがある。小さくてもいいから挑戦してほしい。」と熱いメッセージをいただきました。
「夢は、創るもの 育てるもの かなえるもの」
~はじめてみませんか、地域を豊かにするコミュニティビジネスを~
- 日時:平成23年9月17日(土) 午前10時~正午
- 会場:鳴門地域地場産業振興センター2階 第2会議室
- 講師:NPO法人 JCIテレワーカーズネットワーク 理事長 猪子 和幸さん
地域の抱える社会的課題を住民が主体となってビジネスの手法を活用して解決する「コミュニティビジネス」を周知啓発する目的で、9月17日鳴門地域地場産業振興センターで市主催の講演会が開催されました。
同講演会の講師に、大麻町池谷の特定非営利活動法人「JCI・テレワーカーズ・ネットワーク」の猪子和幸理事長を迎え、社会参加の強い意欲を持ちながらも、社会弱者の立場にある方が職業生活を通して自己実現を果たせる、JCIが創出している新しいワーキングスタイル「テレワークシステム」の説明や活動の基本理念などの紹介がされました。
参加者の多くが、普段から地域の活動に積極的に参加している方で、自分も地域をさらに元気にしたいと、その話に熱心に耳を傾けていました。