避難所バリアフリー化推進及び広報事業
避難所バリアフリーをすすめる会
「超・ひなん所」見学会~いつでも誰でも行きやすいフェーズフリーの公民館をめざして~
開 催 日:令和4年2月5日(土)~2月13日(日)
開催場所:川東公民館
開催内容:安全に使える手すりをレンタルし、設置
障がい別「要配慮者支援のポイント」パネルを展示
下記の講演を実施(※新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、
講演は無観客とし、収録を行い、テレビ鳴門にて放送)
①災害備蓄品を見よう、試そう!
協力:川東地区自治振興会、川東地区自主防災会
内容:川東公民館にはどんなものが、いくつ備蓄されているのかを見学
災害備蓄品、家具転倒防止方法のバナーの展示
②安全な車椅子介助 JINRIKI(じんりき)で心地よく移動!
講師:ヒューマンケア徳島 代表 天野 善仁
内容:車椅子の方を安全に心地よく移動介助する方法を学ぶ
車椅子緊急避難装置「JINRIKI」で安心・安全・楽ちんな介助を体験
③試そう!美味しい・簡単、非常食
講師:管理栄養士 もとひろ えつこ
内容:備蓄されている非常食を、美味しく・簡単に味わう方法を学ぶ
賞味期限やアレルギー、介護食の品質表の見方を学ぶ
④子どもの遊び場inひなん所~子どもをストレスから守るための遊び支援を!~
講師:鳴門教育大学 特命教授 阪根 健二
内容:災害時における避難所での子どもの遊び場の確保等について学ぶ
鳴門教育大学とおもちゃ王国の「産学共同研究」によるおもちゃの展示
⑤ガラス飛散防止フィルムを貼ろう~窓ガラスが割れてもけがをしないために~
協力:川東地区自治振興会
内容:「ガラス飛散防止フィルム」の貼り方等について学ぶ
⑥避難所・災害時のCUDを学ぶ~カラーユニバーサルデザインで
安心・安全なまちづくり~
講師:カラーユニバーサルデザイン機構 伊賀 公一
内容:色弱者や高齢者に正しく情報を伝えるためにはどのような色の配慮が
必要なのか、日ごろからできるカラーユニバーサルデザイン
(CUD)について学ぶ
CUDに配慮されている商品(避難所設営シール等)の紹介
⑦災害から子どもを守るには~アウトドアの知識で子どもを災害から
守りましょう!~
講師:アウトドア防災ガイド あんどう りす
内容:アウトドアの知識を活かした防災術について学ぶ
日常でも災害時でも役立つアウトドア用の服や用品について紹介
事業を終えて・・・
川東公民館にある災害備蓄品を地域の自主防災会や自治振興会の方々と一緒に確認し、不足している物資や食品の賞味期限の確認を行うことができた。また、災害時に便利な物品や備蓄品、災害時要配慮者への支援のパネル展示とともに、バリアフリー調査で不安視された建物内の段差に工事不要の手すりを10日間設置しておくことで、公民館の利用者に「このような配慮を必要とする人がいる」ということを理解してもらえた。
普段利用している公民館が、非常時には多様な人が利用する避難所となるので、普段からハード・ソフト共に配慮がされている「フェーズフリーな公民館」としての存在を目指すことが大切であることを認識してもらえる良い機会になった。
課題・反省点など
予定していた見学会が新型コロナウイルス感染症の感染拡大で開催できず、急遽の変更に対応したものの、テレビ撮影に切り替えてからの準備時間が短かったため、協力いただいた川東地区自治振興会や川東地区自主防災会の方にも十分な説明ができず、撮影時の役割分担の不備など反省すべき点が残った。
また、一つの地域だけでなく、他の地域でも多くの人が参加して広がっていくような魅力ある企画が必要であると感じた。
今後の目標、事業展開
今回は実際に参加してもらえる見学会が開催できなかったので、当初から目指していた「参加型イベント」として開催ができるような企画を更に磨きをかけ、同様の見学会をやってみたいという地域との協働事業として広域に展開していきたい。
また、要配慮者別の冊子は、当事者団体に協力を得ながら、更に充実した内容にしていきたい。
当初補助額
500,000円
決算額
500,000円