阿波のまほろば実行委員会

「世界の記憶」遺産登録推進市民会議設立事業


   【市民協議会設立総会】

      平成30年7月29日
      ・場所:しあわせの里 41名

   【第1回講演会・資料展大麻町「わが町の記憶遺産」
      あなたは「徳島海軍航空隊白菊攻撃隊の事を知っていますか」】

      平成30年8月6日
      講師 山下釈道氏、春藤春雄氏
      場所:東林院
      
   【第2回講演会「ガリ版印刷の再現」】
      平成30年9月28日
      講師 小西昌行氏 実演 坂本秀童氏
      場所:しあわせの里

   【第3回講演会「ユネスコ世界の記憶遺産とまちの力」】
      平成30年11月3日
      講演 舞鶴引揚記念館館長山下美晴氏 65名
      場所:ドイツ館

   【第4回講演会「アヴェマリアのヴァイオリンと世界の記憶遺産」】
      平成31年2月24日
      講演 香川宜子氏 160名
      場所:ドイツ館


 

事業を終えて・・・

   ユネスコとは、世界の記憶とは、「板東俘虜収容所」に残された資料とは、登録されるとどうなるのか?私たちも含め、知らないことが多かった。 当初、世界をわが町の記憶に置き換え、身近な問題として考えていこうとしたが、市民の関心は高いものではなかった。そのような現状を認識したうえでの 我々の取り組みであったが、やはり市民の関心を呼び覚ますことは力量不足であり、難しいことを再認識した。
   それでも、総会の立ち上げから4回の講演会を開催できたことは、登録に向け、地元市民としては一定の市民パワーを示すことができたのではないかと感じる。 我々が特に重視したのは市民への広報活動であった。約2万枚のチラシを大麻町中心に各種団体に配布した。来ても来なくても、市民に知らせることが必要である。その結果、最終の 講演会は、雰囲気にも変化があり、多くの地元の方に参加いただいた。後1年継続すれば、市民の間にそれなりの意識の高揚が生まれてくるのではないかと思う。



課題・反省点など



   本市にとって、このような事業は、市民の関心を高めるために取り組むべき事業である。 登録推進に向け、歴史的瞬間を大勢の市民と迎えるためにも、今後も啓発事業に取り組んでいきたい。




今後の目標、事業展開




   来訪者をお迎えする、環境整備に重点を置きたい。 20世紀の世界的偉人「賀川豊彦記念館」や日本を代表する「増田友也氏の建築群の存在」、夢とロマンにあふれた古代の遺跡群など、 総合的にとらえ、これらの記憶遺産の情報発信と共に、郷土の誇るべき遺産を、同時発信できるシステムの開発を進める。



当初補助額



   120,000円



決算額



   120,000円