Narutoジョイフル子ども音楽祭開催事業
Narutoジョイフル子ども音楽祭実行委員会
生涯にわたって音楽を愛好する子どもを育てることを目的に、「第九」初演の地である鳴門市において「第2回 Narutoジョイフル子ども音楽祭」を開催しました。
平成26年11月23日(日)
・実施場所:鳴門市大道商店街 ひかりや
・対象者: 市内外の保・幼・小・中の園児・児童・生徒
・参加人数:30名(4部門)
(うち、就学前部門23名、小学校低学年部門2名、小学校高学年部門1名、 中学生部門4名)
・観客人数:約150名、関係者:約50名、合計人数:約230名
事業を終えて・・
鳴門市内外の有職者の賛同を得て「第2回 Narutoジョイフル子ども音楽祭委員会」を組織し、前回の反省を生かして冷・暖房を必要としない時期に開催することができ、本事業がめざす目的を十分に達成することができました。
広報や新聞社・地域情報誌・放送局などの情報機関の活用を強化することにより、本事業への理解・啓発の促進が十分に図られました。また、幼稚園を中心に応募の依頼を呼びかけたことで、就学前部門は前回同様に出場者が多かったです。鳴門市・鳴門市教育委員会及び市内の保・幼・小・中・PTAとの連携により、子育て支援事業の一つとして活動することもできました。
独唱は、子どもたちにとって難しい演奏形態でしたが、オープニングフェスタの設定や、出演順・表彰方法などを工夫したことにより、子どもたちの意欲的で主体的な態度を培い、自立を促す教育の場となりました。特に、「第九」を歌う子どもたちの音楽力には目を見張るものがあり、前回以上に子供たちの生きる力をみなぎらせる音楽であると確信しました。また、保・幼・小・中での音楽教育で、独唱をすることの必要性や、「第九」の指導の重要性を再認識することができました。さらに、鳴門市内外の子どもたちの演奏を交歓することにより、互いに音楽の感性や能力を高め合うことができました。希望者にメーク・サービスやフォト・サービスを提供することにより、子どもたちに表現者としての自覚を促すための手立てもできました。
また、「クリスマス・マーケット2014」など、「第九」に関する他の音楽イベントに出演する機会に恵まれたことにより、本音楽祭の趣旨やねらい・目的を達成するための成果を、一層上げることができました。
今回も「鳴門大道ひかりや商店」を会場として開催することにより、一層同商店街の活性化につながる可能性を感じました。また、ホテルアド・インの協力により、鳴門商工会主催の鳴門ご当地丼「お腹が鳴る丼」を販売することができました。各店舗との連携や商品開発などを強化することが、今後の同商店街発展にむけた一方策となると考えています。
課題・反省点など
前回の反省を生かし、「Narutoジョイフル子ども音楽祭」実行委員会の各役員や委員の期待に応えるよう、特に鳴門市老人会連合会・鳴門市婦人会連合会をはじめ、各奉仕団体との共通理解を図りました。今後は、本音楽祭が鳴門市の文化向上をめざす一役を担うために、「第九」のブランド化に向けて貢献できるような組織を編成し、さらなる活性化を図りたいと考えています。
また、独唱という演奏形態を基本しながらも、複数で演奏する演奏形態も取り入れ、本事業の一層の活性化を図りたいと思います。
今後の目標、事業展開
「第九」初演の地にふさわしいイベントとして、鳴門市の文化的活動を盛り上げるために、「第九」ブランド化の事業にも関連させながら、本音楽祭を毎年開催したいと考えています。その際、これまでの開催で部門によって参加者数に格差が見られたので、出場条件などの工夫・改善を図りながら、特に小・中学校への働きかけを工夫して、小・中部門への参加者を増やしたいです。
また、今回も会場の客席数がやや少なかったので、多くの来場者にも対応できる会場を考えたいです。出場者が増えれば2会場となるため、経費の増額が必要となりますが、商店街活性化の視点からも商工会の他のイベントと連携しながら、年度内の複数回開催も含めて検討します。今回は、前回より1ヵ月早く開催しましたが、次回は本事業開催に最も効果的な時期を考えて開催したいです。
加えて、本音楽祭の運営に子どもたちが参画できるシステムを創り、子どもたちが様々な運営方法を学ぶことにより社会体験できる活動になるよう取り組んでいきたいとも考えています。
なお、本補助金事業は今年度で終了するため、今後は他の補助金事業に申請したり、さらに広告主を多く募集したりして、本音楽祭の継続開催のための資金調達をする予定です。