演劇鑑賞を楽しむ講演会「演劇って、こんなに面白い!」
鳴門市民劇場
市民の演劇に関する関心度を高め、お芝居の楽しさを味わってもらえるようにすることを目的に、俳優・弓澤公望さんを迎え、入場無料、どなたでも参加できる講演会を開催しました。
平成26年10月25日(土) 午後1時30分~2時30分
・場 所:市老人福祉センター3階 大会議室
・参加者:116名
劇団NLT所属の若手俳優・弓澤公望さんは、気さくで人をひきつける話術をお持ちの方で、訪れた人々は、最初から最後まで興味を持って聴いてくれました。
弓澤さんが俳優としてどんな道を歩んできたのかや、俳優という仕事の面白さ、俳優仲間についてなどを語ってくれたほか、11月公演の「OH!マイママ」を例に、フランスの喜劇を楽しむヒントまで語ってくださり、観客の興味を引きました。
事業を終えて・・・
「俳優」という、ひとりの人の生き方のひとつとして、話を聴くことができました。この講演を通じて、演劇に対する関心が深まったと思います。
また、講演会後、弓澤氏と交流を図る会を開き、親睦を深めることもできました。
地域の人々に演劇への興味を持ってもらうことが目的でしたが、参加者の多くが会員からの働きかけに応じて参加してくださった方だったということは残念でした。
こういった俳優による講演会の機会が少ないので、より開催回数を多くすることによって興味を高めることができるのではないかと感じました。今後もこのような講演会の開催が必要です。
課題・反省点など
若者に参加してもらいたいと思い、中学校・高校5校へ案内状と招待状を送りましたが、若い層への関心はあまり広がらず、残念でした。
せっかく講師としてスケジュールを割いて来ていただいても、聴いてくれる観客がいないと意味がありません。今回は、マスコミや地域の雑誌にも宣伝をお願いしましたたが、あまり効果が見られませんでした。会員の協力で広がりも作れますが、もう少し工夫が必要です。
また、講演会の時期についても、地域の他の行事と重ならないように気をつけたいと思います。
今後の目標、事業展開
鳴門市民劇場は会費制・会員制で、運営にはすべて会員が関わり、鳴門市民の文化の向上に貢献しようと活動していますが、現在、例会「演劇公演」だけでも赤字となっています。しかし、今回行ったような講演会は演劇文化を広める良い機会ですので、少なくとも年に1回は、このような機会を持ちたいと考えています。バザーや補助金などを活用しながら、何とか講演会が持てるよう、頑張っていきたいと思います。