災害に強い水道を目指して

水道施設の耐震化

平成23年に「水道法施行規則の一部を改正する省令」が公布され、水道事業者が水道の需要者に対して、水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組等の状況を毎年1回以上、情報提供することが義務付けられました。

この改正にともない、鳴門市水道事業における耐震化状況についてお知らせします。

水道施設の耐震化状況について[PDF:85.5KB]

水道管の更新・耐震化

~地震に強い水道を目指し、水道管の更新・耐震化を進めています~
 水道は私たちの暮らしに欠かせない重要なライフラインです。もし大きな地震が起きて水道が止まってしまったら、お風呂やトイレが使えなくなることはもちろんのこと、飲み水も蛇口から出ません。
 そのような状況にならないために、地震に強い水道づくりを目指し、水道管の耐震化を行なっていく必要があります。
 市では水道管の更新に併せて耐震化を進めています。

老朽化した水道管の増加

 昭和30年代から50年代にかけ、給水区域拡張のため、多くの水道管を新設しました。これら水道管の一部には、老朽化しているものもあり、これから順次更新の時期を迎えます。将来にわたって皆さんに安全安心な水道水を安定して届けていくためには、計画的な水道管の更新が必要です。

更新に併せた耐震化

 水道管の耐震化には多額の費用が必要です。限られた財源の中で効率的に耐震化を進めるため、更新の機会を「地震に強い水道」に変えていく好機と考え、耐震性能に優れた水道管(耐震管)を全面的に採用し、更新に併せて「耐震化」を進めています。

地震等災害対策の確立

1.都市の基幹施設である水道は、ライフラインとして充分な耐震性を保持しうるシステム整備が必要であり、送配水管の耐震化と配水池の増強整備を推進します。
2.地震等災害時における応急復旧、応急給水を迅速かつ的確に実施できるよう、平常時から体制を整備するとともに、広域的な相互応援体制を確立します。

 

老朽管路等の更新事業について

老朽管更新事業

 経年化した塩化ビニール管や鋳鉄管(ちゅうてつかん)を中心に、平成21年度から令和5年度を期間とし、延長約56.7km、総事業費約39億円の事業として取り組んでいます。
 令和元年度末での進行状況は、延長約38km、進捗率(進行率)約66%です。

水道管路緊急改善事業

 布設後40年以上経過した、耐震性の低い継手を有する老朽管を、耐震機能を有するダクタイル鋳鉄管など耐震管に更新し、水道管路の耐震化の向上を図っています。

緊急時給水拠点確保等事業

 重要給水施設に水道水を配水する配水管で、耐震機能を有するダクタイル鋳鉄管など耐震管を整備しています。

耐震管の採用

耐震管の吊り上げ実験の写真

 管路の更新や新設に採用している水道管(耐震管)は、管と管をつなぐ部分(継手)の仕組みにより、地震によって地盤が変動した場合でも外れにくくなっています。
 この水道管は、阪神淡路大震災、東日本大震災においても、まったく被害がなかったと報告されています。
 写真からはクレーンにより管路の中央を吊り上げられても、継手が抜けることなく、管路としての機能が損なわれていない様子が分かります。

 

給水タンク車

給水タンク車

 みなさんの飲料水をいつでも、どこでも迅速に供給できるのが、給水タンク車です。
 このローリー型は給水タンクと車体が一体となっており、停電や災害時にも車のエンジンを動力として搭載しているポンプで給水が行えます。
 市では、2トンの給水タンク車を1台配備しています。

 

緊急貯水槽、緊急遮断弁

緊急貯水槽

 「緊急貯水槽」は、もしも地震が起きても、地域の住民の方々に、水の「備え」と「安心」をお届けするための施設です。
 緊急貯水槽本体は、水質の安全性維持のために内外に重防食塗装が施され、地震等の過酷な外圧に耐える強固な溶接構造になっています。
 うずしおふれあい公園内緊急貯水槽では水道管のどちら側から送水がおこなわれても貯水槽がちゃんと機能するように設計されています。貯水槽といっても、通常は水道管路の一部としてきれいな水が流れており、緊急時は飲料水に使用できます。

 

うずしおふれあい公園内緊急貯水槽イメージ図
うずしおふれあい公園内緊急貯水槽イメージ図

 

※一人1日3リットル必要と算定 

うずしおふれあい公園内緊急貯水槽

県総合運動公園内緊急貯水槽

県総合運動公園内緊急貯水槽

貯水量 ・・・・・ 100m3
使用可能人数及び期間 ・・・・・ 11,000人/3日分
 
県総合運動公園内緊急貯水槽
貯水量 ・・・・・ 170m3
使用可能人数及び期間 ・・・・・ 19,000人/3日分

 

緊急遮断弁

 「緊急遮断弁」は、揺れや水圧の異常を感知して自動的に水道管を遮断する装置で、大規模災害などで破損した水道管から水の流出を抑えることで、応急給水時などに重要な水源となることが期待できます。
 鳴門市では、うずしおふれあい公園緊急貯水槽、大谷配水池及び平草配水池に設置しています。

大谷配水池緊急遮断弁

大谷配水池緊急遮断弁

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