経営状況
令和6年度の決算の概況
(税抜き、単位:百万円)
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収益的収入
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1,354
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収益的支出
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1,170
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営業収益
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1,254
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営業費用
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1,100
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営業外収益
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100
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営業外費用
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70
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特別利益
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0
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特別損失
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-
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当 年 度 純 利 益
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184
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少子高齢化の進展に伴う人口減少や節水意識の定着などにより給水収益の増加が見込めないなか、施設の耐震化や老朽管の更新など喫緊の課題への対応や、エネルギー価格等の高騰による維持管理に係る費用の増加など事業運営に要する費用は増加傾向にあり、水道事業を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。
本年度の給水状況は、給水人口52,778人(前年度比1.2%減)、有収水量は、8,102,303㎥(前年度比0.6%増)であり、給水人口は減少となりましたが、主に工業用途で使用される水量の増加により有収水量は増加する結果となりました。
次に財政では、収益的収支における総収益は、1,354,462千円(前年度比1.2%増)、総費用は1,169,949千円(前年度比4.5%増)であり、当年度純利益184,514千円(前年度比15.7%減)を計上するところとなりました。総収益は前年度比で増加となり、経営戦略(令和3年3月改訂)の収支見通しで示す64,161千円を上回る純利益を確保しておりますが、主に人件費や動力費、企業債利息などの費用の増加により、純利益は減少する結果となりました。
建設改良工事においては、補填財源を勘案しつつ企業債による財源措置を行いながら、耐震化を主とした老朽配水管の布設替等による管網の整備を積極的に推進してまいりました。また、鳴門市・北島町共同浄水場整備事業においては、主に浄水処理棟や濃縮槽などの躯体工事、機械・電気設備工事を行い、着実に工事を進めております。
水道事業は、過去においては使用水量の着実な増加に支えられ、順調な経営成績から積極的に建設改良に取り組むことができていました。しかしながら、少子高齢社会での現状のような経済情勢のもとでは、使用水量の増加は見込めない反面、市民の水道事業に期待する「安心・安全・安定」な水の供給のためには、水質の検査体制の充実と水道施設の更新及び保守管理に多くの費用が必要となります。今後、限られた人員の中での収支均衡の維持に格段の努力が必要となってくることから、これらのことを踏まえながら、引き続き健全経営に努力してまいります。
令和6年度水道事業年報(統計資料抜粋)
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