鳴門市企業局財務状況について

業務状況

水道事業[PDF:90.1KB] ボートレース事業[PDF:60.2KB]

損益計算書

水道事業[PDF:96.4KB] ボートレース事業[PDF:98.5KB]

貸借対照表

水道事業[PDF:84.6KB] ボートレース事業[PDF:81.8KB]

キャッシュ・フロー計算書

水道事業[PDF:92.7KB] ボートレース事業[PDF:86.9KB]

令和5年度決算の概況

水道事業の概況

(税抜き、単位:百万円)

収益的収入
1,338
収益的支出
1,119
営業収益
1,243
営業費用
1,062
営業外収益
95
営業外費用
57
特別利益
0
特別損失
0
当 年 度 純 利 益
219

水道事業グラフ

 少子高齢化の進展に伴う人口減少や節水意識の定着などにより給水収益の増加が見込めないなか、施設の耐震化や老朽管の更新など喫緊の課題への対応や、エネルギー価格等の高騰による維持管理に係る費用の増加など事業運営に要する費用は増加傾向にあり、水道事業を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。
 本年度の給水状況は、給水人口53,443人(前年度比1.6%減)、有収水量は、8,056,695㎥(前年度比1.3%減)であり、依然として人口減少等による有収水量の減少が続く結果となりました。
 次に財政では、収益的収支における総収益は、1,338,173千円(前年度比1.3%減)、総費用は1,119,265千円(前年度比0.2%増)であり、当年度純利益218,908千円(前年度比8.4%減)を計上するところとなりました。厳しい経営環境のなか、経費の抑制に努め、経営戦略(令和3年3月改訂)の収支見通しで示す111,317千円を上回る純利益を確保しております。
 建設改良工事においては、補填財源を勘案しつつ企業債による財源措置を行いながら、耐震化を主とした老朽配水管の布設替等による管網の整備を積極的に推進してまいりました。また、鳴門市・北島町共同浄水場整備事業においては、主に浄水処理棟や管理棟などの躯体工事を行い、着実に工事を進めております。
 水道事業は、過去においては使用水量の着実な増加に支えられ、順調な経営成績から積極的に建設改良に取り組むことができていました。しかしながら、少子高齢社会での現状のような経済情勢のもとでは、使用水量の増加は見込めない反面、市民の水道事業に期待する「安心・安全・安定」な水の供給のためには、水質の検査体制の充実と水道施設の更新及び保守管理に多くの費用が必要となります。今後、限られた人員の中での収支均衡の維持に格段の努力が必要となってくることから、これらのことを踏まえながら、引き続き健全経営に努力してまいります。

 

ボートレース事業の概況

(税抜き、単位:百万円)

収益的収入
67,563
収益的支出
60,331
営業収益
67,497
営業費用
59,264
営業外収益
66
営業外費用
815
特別利益
-
繰出金
200
    特別損失 52
当 年 度 純 利 益
7,232

ボートレース事業グラフ

 昭和28年4月開設以来,令和5年度で満70周年を迎えたボートレース鳴門は,平成28年度のリニューアルオープン以降もファンのみならず多くのお客様にご来場・ご利用いただいております。
 令和5年度は,一部のグレードレースを除きモーニングレースを年間通して開催する「フルモーニング」の開始により,一般レースを中心に売上が増加いたしましたが,前年度はSG第25回チャレンジカップ競走等のグレードレースを開催するなど高い売上を記録したため,舟券売上金は対前年度比11.1%減の63,555,920千円(1日平均売上 407,410千円),事業収益は対前年度比10.0%減の67,563,321千円(税抜),本場入場者は対前年度比9.9%減の97,777人(1日平均入場者数 627人)となっております。
 費用面については,舟券売上金の減少に伴って払戻金や交付金等も減少したことから,事業費用は対前年度10.7%減の60,331,524千円(税抜),当年度末時点の純利益は対前年度比4.2%減の7,231,797千円となっております。
 また,施設面については,令和4年度に着手したボートレース鳴門新整備棟建設事業のうち第1期工事分が完成し,現在は新棟と仮設棟を運用しながら完成に向け事業を進めております。また,本場別棟のダイナミックキャビン2階にて有料個室SALON NOIR(サロン ノアール)の設置工事を行い,12月にオープンしたほか,3月のレース非開催期間には競走水面上の大時計や大型映像装置の改修を行いました。
 さらに,ボートレース事業としての市や地元等への貢献としましては,一般会計へ200,000千円,前年度の未処分利益剰余金の中からボートレース鳴門まちづくり基金へ100,000千円を繰出したほか,撫養西部主要幹線の土砂撤去など地元対策事業に支出いたしました。
 ボートレース鳴門は,今後も継続して市財政への貢献や「にぎわいづくり」に寄与できるよう,ファンはもちろん,市民の皆様に親しまれる施設を目指して努力してまいります。

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