平成29年鳴門市議会第2回定例会

◆ 目 次

 

(1) はじめに

(2)本市を取り巻く社会経済情勢とその対応について

(3)スポーツを通じた健康づくりの取り組みについて

(4)アジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクト事業について

(5)「板東俘虜収容所関係資料」のユネスコ「世界の記憶」登録推進事業について

(6)「鳴門市阿波おどり」及び「鳴門市納涼花火大会」について

(7)コウノトリブランド化推進事業について

(8)支えあう地域づくりの取り組みについて

(9)ドローンを活用した人命救助の取り組みについて

(10)水道事業の広域化の取り組みについて

(11)ボートレース事業について

(12)危機管理対策について

(13)今後の市政運営について

 

(1)はじめに

 本日、第2回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私何かとご多忙中にもかかわりませず、ご出席を賜り、誠にありがとうございます。
 今期定例会におきましては、補正予算案を始め、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは、諸般の報告と現在本市が当面している諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様を始め、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 はじめに、市制施行70周年記念式典についてであります。
 去る5月14日、鳴門市文化会館で市制施行70周年記念式典を盛大に開催することができました。
 昭和22年に市制を施行してから70周年の節目を、議員の皆様を始め、多くの市民の皆様、関係者の皆様にお越し頂き、ともにお祝いできましたことを大変嬉しく感じております。
 今年度が本市の歴史の中で記憶に残る1年となるよう、来年3月にかけて様々な市制施行70周年記念事業を実施し、未来のまちづくりに向けた記念すべき年にしてまいりたいと考えております。

(2)本市を取り巻く社会経済情勢とその対応について

 それでは、本市を取り巻く社会経済情勢とその対応についてであります。
 最近の社会経済情勢について概観いたしますと、内閣府の5月の月例経済報告の基調判断では、4月同様、「景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」とのことであります。
 また、先月発表された1月から3月期のGDP速報値では、前期比年率換算で2.2%増となり、プラス成長は5四半期連続となりました。
 その一方で景気の先行きにつきましては、近隣諸国やアメリカ等の国際情勢が市場にどのような影響を及ぼすか、不透明な状況であるとされております。
 このような状況の中、本市といたしましては今後も国や県の動向などを慎重に見極めつつ、様々な状況にも柔軟に対応できるよう、効率的かつ効果的な事業展開を図っているところであります。
 特に、今年度から計画期間をスタートいたしました、「第六次鳴門市総合計画後期基本計画」に位置づけた「鳴門市総合戦略」における地方創生等の各施策については、スピード感を持って推進してまいります。

(3)スポーツを通じた健康づくりの取り組みについて

 次に、スポーツを通じた健康づくりの取り組みについてであります。
 常々、運動やスポーツがもたらしてくれる充実感や達成感を、多くの市民の皆様に感じて頂ければとの思いから、様々な機会の創出に取り組んでおります。
 まず、「鳴門市チャレンジデー2017」についてであります。
 去る5月31日に開催いたしましたところ、早朝から夜間まで38,115人の皆様に、思い思いの運動やスポーツに取り組んで頂きました。
 8回目の参加となりました今回は、市制施行70周年記念事業として対戦相手を初の県内対決となる三好市とし、「徳島ダービー」といたしました。
 また同時に、海外の自治体とも競い合う「ワールドチャレンジデー」にも参加し、ハンガリーのブダペストと対決いたしました。
 当日の結果は、本市で過去最高の参加率となる64.0%に達し、三好市に見事勝利することができました。
 なお、ハンガリーのブダペストの参加率は現在集計中とのことで勝敗は明らかにされておりませんが、本市の継続的な取り組みの成果を改めて感じているところであります。

 この度、ご参加を頂いた皆様を始め、運営にご尽力頂きました協力団体並びに関係者の皆様に対しまして、この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。
 さらに市制施行70周年記念事業といたしまして、8月24日には株式会社かんぽ生命保険、NHK及びNPO法人全国ラジオ体操連盟が共同で主催する「平成29年度夏期巡回ラジオ体操・みんなの体操会」に参加することといたしました。是非、幅広い年代の皆様にご参加頂ければと思います。

 次に、「ASAトライアングルを結ぶサイクリングツーリズム推進事業」につきましては、地域の活性化と市民の健康づくりを目的とする事業であり、本市と南あわじ市、東かがわ市の3市を結ぶ広域連携事業として、サイクリングロードの設定等の事業計画案がまとまったところであります。
 3市を結ぶ2種類のコース設定を行うほか、各市でも短距離・中距離・長距離のコース設定を行うなど、サイクリング参加者の目的に応じてコースを選び楽しんで頂けるようになっております。
 今後は、レンタサイクルや駐車場を備えた拠点施設である「サイクルステーション」の設置やトラックによる自転車の陸路輸送など、サイクリング参加者の受け入れに必要な環境整備を行ってまいります。
 また、市制施行70周年記念事業の目玉となるランニングイベントとして、吉本興業と連携したハーフマラソンの開催を計画しておりますことから、今期定例会に補正予算案を提出しております。
 現在、各関係機関とコース設定を含め調整を進めているところでありますが、皆様に喜んで頂けるイベントとなるよう取り組んでまいります。
 次に、体幹づくりを通じて行う地域活性化事業についてであります。
 全国的に著名なトレーナーである木場克己さんを招聘し、健康づくり事業である体幹トレーニング推進事業を実施いたします。
 市内小学校の児童やスポーツに関わる指導者、市民等を対象に年8回の講座開催を予定しております。
 様々なスポーツに関連する体幹トレーニングによりスポーツの技術向上とともに、体の柔軟性の向上や転倒防止など、参加者の健康づくりの一助となるものと考えております。
 このように、今後もスポーツを通じた健康づくりや地域づくりに向けた様々な取り組みを進め、誰もがスポーツに親しむことができる「生涯スポーツ社会」の実現を進めてまいります。

(4)アジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクト事業について

 次に、アジア初演「なると第九」ブランド化プロジェクト事業についてであります。
 鳴門の「第九」を広く国内外へ発信するための様々な取り組みを展開してまいりたいと考えております。
 特に今年は、板東俘虜収容所が開所して100周年の節目の年となりますことから、開所日の4月9日には、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館から総領事をお迎えし、ドイツ村公園慰霊碑前で式典を行うなど、官民一体となった様々な行事に多くの方々にお越し頂きました。
 また5月14日には、市制施行70周年の記念事業として、桂文枝さんによる創作落語「鳴門第九物語」が披露され、徳島交響楽団と認定NPO法人鳴門「第九」を歌う会による合唱団の共演が実現されました。
 そして去る6月4日に、毎年恒例の一大文化イベントである第36回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会が、鳴門市文化会館で盛大に開催されたところであります。
 今回の演奏会では、県内外の合唱団のメンバー約600人が舞台に立たれ、会場いっぱいに歓喜の歌声が広がる素晴らしい演奏会となりました。
 また来年、いよいよ「第九」アジア初演100周年を迎えるにあたり、演奏会に出演するソリストを決定するグランドチャンピオン大会を9月に実施し、歓喜に満ちた、魅力的な演奏会となるよう準備を進めてまいります。

(5)「板東俘虜収容所関係資料」のユネスコ「世界の記憶」登録推進事業について

 次に、「板東俘虜収容所関係資料」のユネスコ「世界の記憶」登録推進事業についてであります。
 去る5月27日、ニーダーザクセン州ヴァイル首相とリューネブルク市メドケ市長をお迎えし、徳島県と4者による、共同申請に関する協定書の調印式を行いました。
 また、リューネブルク博物館では、「板東俘虜収容所」に関する企画展「鉄条網のうしろでの出会い~板東俘虜収容所でのドイツ捕虜達~」が開催されており、鳴門市ドイツ館の所蔵資料28点を含め、貴重な資料が多数展示されております。
 私も、第22回鳴門市姉妹都市親善使節団の共同団長として、リューネブルク市を訪問した際に、この企画展を見学してまいりましたが、大変素晴らしいものであり、ユネスコ「世界の記憶」登録に向けての機運醸成につながるものと感じました。
 今後は、4者によるユネスコ「世界の記憶」の平成31年での登録に向け、様々な取り組みを行うとともに、国内及び訪日外国人の誘客等に繋がるよう、連携して事業展開を図りたいと考えております。

(6)「鳴門市阿波おどり」及び「鳴門市納涼花火大会」について

 次に、「鳴門市阿波おどり」及び「鳴門市納涼花火大会」についてでありますが、今年度は、市制施行70周年を記念いたしまして、事業の拡大や充実を図ってまいりたいと考えております。
 まず、「納涼花火大会」では、70周年にちなみ、打上げ数を例年より多い7,000発に拡大いたします。
 次に、「阿波おどり」では、国内親善都市である群馬県桐生市から「桐生八木節おどり」を招聘するとともに、最終日の8月11日には、吉本興業とのタイアップイベントとして、お笑い芸人のCOWCOW(カウカウ)等が出演する「こどもフェス お笑い秘密基地in鳴門」を四国で初めて鳴門市文化会館で開催いたします。
 また、現在整備中であります「鳴門駅周辺整備事業」のうち、駅東側から西側に抜ける通路等につきましては、阿波おどり開催時期までの仮供用により、通行を可能とし、観光客の利便性を向上いたします。
 様々な事業を展開することで70年の節目に相応しい、熱気あふれる5日間のイベントを成功させ、県内外からの観光誘客を図ってまいります。

(7)コウノトリブランド化推進事業について

 次に、コウノトリブランド化推進事業についてであります。
 市民の皆様、関係者の皆様を始め、我々の願いが実り、去る3月下旬、ついに兵庫県豊岡市周辺以外で全国初となる野外繁殖による、コウノトリのヒナのふ化に成功いたしました。
 ヒナ誕生を記念し、去る5月14日、市制施行70周年記念式典におきまして、それぞれ「蓮」、「なる」、「あさ」と命名いたしました。また、去る6月1日に特別住民票を発行したところであります。
 6月2日に巣立ったメスの「あさ」、オスの「蓮」に続き、今朝、残りのオスの「なる」も無事に巣立ちを迎えました。
 3羽には今後、全国各地で故郷である本市を末永くPRして頂きたいと考えております。
 さて、これまでコウノトリの繁殖に向けた取り組みにつきましては、県・市・JA・大学等関係機関で組織する「コウノトリ定着推進連絡協議会」におきまして、進めてまいりました。
 本市の対応といたしましても、関係部局からなる庁内プロジェクトチームを結成するとともに、コウノトリ定着に向けた取り組みを進めるため、関連費用につきまして今期定例会に補正予算案を提出しているところであります。
 今後は、更に他のコウノトリにも定着してもらえるよう、地元自治会等とも連携を深めながら取り組みを継続してまいります。
 さらに、地域経済の活性化策として、市独自に「コウノトリブランド認証制度」を立ち上げ、本市の農作物の良さをPRしてまいりたいと考えております。
 具体的には減農薬栽培等、環境に優しい安全・安心な農作物栽培を推進し、環境に配慮した農業生産に取り組む「エコファーマー」を対象とした農作物の認証制度を本年3月に創設いたしました。
 現在、ロゴマークの特許庁への商標登録の申請を始め、減農薬「レンコン」の生産振興や加工品等の研究につきましても、地元JA等と連携しながら鋭意進めているところであります。
 これらのコウノトリにちなんだブランド化施策の推進により、コウノトリと同じく、全国に本市のブランドが認知され、羽ばたけるよう、地域経済活性化に資する取り組みとしてブランド力の向上・保持に努めてまいります。

(8)支えあう地域づくりの取り組みについて

 次に、支えあう地域づくりの取り組みについてであります。
 まず、「地域福祉計画」及び「地域福祉活動計画」策定への取り組み状況でありますが、市が策定する「地域福祉計画」と社会福祉協議会が策定する、より実践的な「地域福祉活動計画」を一体的な連携計画とするため、両者で協働しながら作業を進めているところであります。
 現在、各地区におきまして「地域座談会」を順次開催して頂いておりますが、地域の「魅力」や「資源」、「課題」、「解決に向けた役割」など、各テーマに沿って地域住民の皆様の意見を集約し、その後、徳島大学との共同研究により分析を進める予定としております。
 市民の皆様が、社会の一員として活躍できる共生社会の実現を目指し、頂いた情報やご意見をもとに、地域にある社会資源を有効に活用しつつ、簡潔な表現で親しみやすく、実効性の高い計画作りに努めてまいります。

 次に、去る5月28日、うずしお会館におきまして、「市制施行70周年記念事業いきいき支え合い地域づくりフォーラム」を開催いたしました。
 当日は、公益財団法人さわやか福祉財団会長の堀田力さんをお迎えしての基調講演や市内で様々な支え合い活動を実践されている皆様によるパネルディスカッションなど、高齢者の居場所や介護予防の拠点づくり、在宅生活を支援する仕組みづくりを、参加者全員で共に考える有意義なフォーラムとなりました。
 本市としましては、このフォーラムをひとつの契機として、市民の皆様による支え合いや助け合いを通じた地域での生活支援体制づくりを積極的に支援してまいります。

(9)ドローンを活用した人命救助の取り組みについて

 次に、ドローンを活用した人命救助の取り組みについてであります。
 本市では今年度、災害時の情報収集や行方不明者の捜索など人命救助に活用するため、小型無人機「ドローン」を導入いたしました。
 消防本部における赤外線カメラを搭載したドローンの導入は西日本初の試みとなります。
 導入に際しまして、去る5月15日、山林での捜索・救助を想定した連携訓練を実施いたしました。
 赤外線カメラにより、火災に伴う煙の熱や人の体温を感知することができ、目視による捜索が難しい場所での情報収集や行方不明者捜索に効果的なことが確認できました。
 今後におきましても、「ドローンを活用した人命救助システム」を構築し、救助力の向上に努めてまいりたいと考えております。

(10)水道事業の広域化の取り組みについて

 次に、水道事業の広域化の取り組みについてであります。
 これまで、「鳴門市水道事業ビジョン」に基づき、経営基盤の強化、経営効率化の推進、利用者に対するサービス水準の向上等の観点から、水道事業の広域化を検討してまいりました。
 そのうち、昨年度から北島町と協議を進めておりました浄水場の共同化の方向性につきまして、この度、合意に至りましたことから、去る5月11日、「鳴門市・北島町の浄水場共同化に関する覚書」を締結したところであります。
 2つの事業体による浄水場の共同化は、県内初の試みとなります。
 今後は、覚書に基づき、建設及び維持管理に必要な基本的事項の検討・協議を進めるため、「鳴門市・北島町浄水場共同化協議会」を設置し、施設規模や両市町の負担割合などを協議し、今年度中に基本設計を発注する予定としております。
 さらに、この広域化事業につきましては、国や県に課題解決や事業実施に必要な支援を求めるとともに、施設共同化のモデルケースとして、安全な水道水を安定的に供給できるよう、北島町や関係機関等と連携して取り組んでまいります。

(11)ボートレース事業について

 次に、ボートレース事業についてであります。
 去る5月20日に、鳴門市出身の宮崎光基選手が、ボートレース鳴門において、初出走し、全レースを完走しました。これからの活躍を期待しております。
 また、いよいよ6月20日から25日までの6日間、「SG第27回グランドチャンピオン決定戦競走」が開催されます。
 昨年のオーシャンカップに続き、2年連続となるSG開催となります。前回は、節間売上として過去最高の約85億円を記録いたしましたが、今回は90億円を目標としております。
 このSG開催に向けた取り組み状況でありますが、現在、徳島阿波おどり空港1階フロアにて今月末日までPRブースを設けているところであります。
 昨年12月にボートレース場のイベント「ウォータースクリーンイリュージョン」で使用されたLEDで電飾された特製ボートの展示や、鳴門海峡の渦潮とボートレースがコラボしたポスターや懸垂幕を掲示しております。
 SG開催期間中は、レスリングの吉田沙保里選手を始め、著名人のステージイベントやライブ配信サイトのイベント中継、全国B級グルメフェアを開催するなど、多彩な競走盛り上げ企画をご用意しておりますので、是非ご来場ください。
 さらに、7月30日には市制施行70周年記念事業といたしまして、吉本興業とのコラボイベントとして、ペットボトルボートレースを初開催する予定であります。
 今後も様々なイベントを企画、実施し、一層の売上向上を目指すとともに、賑わいのあふれる市のランドマークとして本市の発展に貢献できるよう努めてまいりたいと考えております。

(12)危機管理対策について

 次に、危機管理対策についてであります。
 まず、危機管理事業についてであります。
 去る3月30日に、徳島県から「中央構造線・活断層地震」の震度分布図と液状化危険度分布図が公表され、本市においては最大震度として震度7が想定されております。
 さらに、今年8月には被害想定が公表される予定となっており、こうした直下型大地震に対しては、南海トラフ巨大地震の対策と同様、啓発の推進や木造住宅の耐震化、家具の固定などを促進してまいりたいと考えております。

 次に、北朝鮮による弾道ミサイル発射への懸念が高まっておりますが、ミサイルが、近畿・中国・四国方面に飛翔した場合、Jアラートにより防災行政無線や緊急速報メールで発射情報を配信することとしており、弾道ミサイルが落下する可能性がある場合にとるべき行動等について、市公式ウェブサイトに掲載し、市民の皆様への周知に努めているところであります。
 また、老朽化が進む本市の公共施設の整備につきましては、各施設の維持管理や今後のあり方等について方向性を示す「鳴門市公共施設等総合管理計画」に基づき策定する「個別施設計画」を検討していく中で、避難所等の耐震化を始めとする諸課題について議論を深めてまいりたいと考えております。
 なお、市役所本庁舎の整備につきましては、今年で築54年を経過し、建物・設備ともに老朽化が進み、耐震性能が確保できていない状況となっております。
 こうした中、昨年4月に発生し、甚大な数の住宅被害を生むとともに、被災市町村の役場庁舎にも大きな被害を及ぼした「平成28年熊本地震」を受け、本市におきましても、一刻も早く本庁舎の整備を進めてまいらねばならないと考え、まずは庁内組織を立ち上げ、検討を進めてまいります。
 また、文化会館や市民会館など耐震性が確保できていない施設についても、同時に検討を進める必要があります。
 このように、喫緊の課題である様々な危機管理対策に、迅速かつ総合的に対応していくため、危機管理体制の強化を図ってまいります。

(13)今後の市政運営について

 最後に、今後の市政運営に際して、私の心情を述べたいと思います。
 市民の皆様に託されました市長としての任期があと5か月余りとなりました。
 先ほども申し上げましたが、今年は市制施行70周年、板東俘虜収容所開所100周年の節目の年であり、市民の皆様とともに様々な事業に取り組み、記念すべき1年にしたいと考えております。
 また、山積した諸課題への対応や市民の皆様のご要望、ご期待にお応えすべく、平成29年度当初予算成立後、各事業を展開しているところであります。
 今は残された任期の中で全力を注ぎたいと考えておりますので、引き続き、議員の皆様を始め、市民の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願いいたします。