令和3年鳴門市議会第4回定例会

◆ 目 次

(1)はじめに

(2)「新型コロナウイルス感染症の感染状況」及び「新型コロナウイルスワクチンの接種」について

(3)「メドケ リューネブルク市長のオンライン送別会」及び「日独交流160周年記念企画展」の開催について

(4)「ULTIMATE FESTA 2021 in NARUTO」について

(5)「NARUTO UZU CAMP」について

(6)「チャレンジデー2021」について

(7)「スポーツ大会・合宿誘致事業」について

(8)「徳島ヴォルティス」について

(9)本市を取り巻く社会経済情勢への対応について

(10)緊急支援策「第14弾」について

 

(1)はじめに

 

 本日、第4回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私何かとご多忙中にもかかわりませず、ご出席を賜り、誠にありがとうございます。
 この度の市長選挙におきましては無投票で当選をさせていただき、市民の皆様から引き続きお預かりした市政の運営に当たり、その責任を重く受け止めますとともに、今後4年間の任期におきまして、これまで以上に鳴門市の発展に力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、どうか、よろしくお願い申し上げます。
 今後、4年間の市政の舵取りを担わせていただくに当たり、私の思い、考えといたしまして、本市の最上位計画である「第七次鳴門市総合計画」を策定するとともに「都市計画マスタープランの見直し」及び「立地適正化計画の策定」を行い、未来の鳴門を形作る基本構想として「新たなまちづくりエリア」を設定し、総合的なまちづくりを推進してまいります。
 また、「なると まるごと子育て応援パッケージ」で強力に子育て支援施策を展開し、“県内随一の子育て応援都市”に生まれ変わるなど、子どもたちの未来のために「新たな なると」を創ってまいります。
 さらに、事業に着手している「新庁舎建設事業」、「道の駅くるくる なると整備事業」、「北島町との共同浄水場整備事業」などの大規模事業につきましても、一定の道筋は立っておりますが、未だ道半ばの状態であり、諸課題についての対応も含め、この4年間において解決に向け全力を傾けて、市民の皆様と一緒になって積極的に挑戦をしてまいりたいと考えております。

 さて、今期定例会におきましては、長きにわたる新型コロナウイルス感染症の影響を受けている方々への支援として、緊急支援策「第14弾」となる令和3年度一般会計補正予算案など、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは、諸般の報告と本市が当面している諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様をはじめ、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 

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(2)「新型コロナウイルス感染症の感染状況」及び「新型コロナウイルスワクチンの接種」について

 

 初めに、新型コロナウイルス感染症の感染状況についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の感染状況につきましては、今年も感染急拡大と収束を繰り返しておりますが、9月30日の緊急事態宣言解除以降も日ごとの新規感染者数は比較的少ない状態が全国的に続いており、現在においては「第5波」が収束をしている状況であります。
 しかしながら、これから本格的な冬季を迎え、換気が不十分になりやすいなどの環境の変化に加えて、年末年始など経済活動が活発化してまいりますと、次の「第6波」の発生が懸念されるところであります。
 徳島県においては、11月21日に飲食、イベント、移動に関する行動制限が緩和されたところですが、市民の皆様におかれましては、引き続き手洗い、うがい等の感染症対策の徹底や密を回避するなどの対応をお願いいたします。

 次に、新型コロナウイルスワクチンの接種についてであります。
 ワクチンの接種状況につきましては、10月末をもちまして大規模な個別接種等を終了し、市内全人口の約8割の方に2回目までの接種を受けていただくことができました。
 接種に当たり、多大なご協力をいただきました市内指定医療機関や医師会の先生方をはじめ、看護師や薬剤師などの医療従事者の皆様には改めまして御礼を申し上げます。
 11月以降のワクチン接種におきましては、新たに12歳を迎える方を中心に、接種を希望される方へコールセンターにおいて個別に接種の日時や場所を調整させていただく形で、引き続き接種機会を確保できるよう対応を行っております。
 また、ワクチンの予防効果を維持するための3回目の接種につきましては、「2回目の接種から概ね8か月以上を経過した方へ実施する」との方針が国から示されており、本市においても円滑な接種に向けて、準備を進めております。
 なお、医療従事者の方は12月1日から、高齢者施設入居者の方は来年1月以降、高齢者を含む一般の方は来年2月以降接種開始の予定となりますが、ワクチンの供給を含めて国からの具体的な情報が少ないのが現状であり、今後も情報取集に努めるとともに、医療機関の皆様のご協力もいただきながら、適切に対応をしてまいります。

 

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(3)「メドケ リューネブルク市長のオンライン送別会」及び「日独交流160周年記念企画展」の開催について

 

 次に、「メドケ リューネブルク市長 オンライン送別会の開催」についてであります。
 本市の姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市のウルリヒ・メドケ市長が本年10月31日をもってリューネブルク市長を退任されました。
 メドケ市長におかれましては、30年余りの長きにわたり、姉妹都市交流の活性化と発展向上にご尽力をいただき、9月には、鳴門市民の皆様からお寄せいただいた感謝のメッセージをメドケ市長にお届けするとともに、10月28日には退任前の最後の交流イベントといたしまして、「オンライン送別会」を開催いたしました。
 当日は、「さよならコンサート」として事前撮影したピアノ演奏とソプラノ独唱の映像を放映し、記念品の贈呈を行ったほか、ご参加をいただいた村澤鳴門日独友好協会会長をはじめ、参加者の皆様よりご挨拶をいただき、私自身も長年のご功績に対して感謝の気持ちをお伝えいたしました。
 今後も、メドケ氏に築き上げていただいた実績を基に、本市とリューネブルク市との交流を継続しながら、より親睦を深めることができるよう努めてまいります。
 
 次に、「日独交流160周年記念企画展」の開催についてであります。
 10月26日に鳴門市ドイツ館特別展示室において、ドイツ連邦共和国大使館主催の「日独交流160周年記念企画展」のオープニングセレモニーを行いました。
 これは、本年が日独交流160周年にあたることを記念して行われたものであり、当日はドイツ連邦共和国大使館よりカーステン・キーゼベッター陸軍大佐、大阪・神戸ドイツ総領事館のウーヴェ・メアケッター主席領事にご参加いただくとともに、主催者側より来館者に展示内容の解説をいただきました。
 また、両氏にはドイツ兵慰霊碑の献花式にもご参列いただき、献花を行っていただきました。
 なお、この「日独交流160周年企画展」は、会期を延長し、12月26日まで開催しておりますので、是非ご来館いただき、日独交流の歴史を改めて学んでいただければと思います。
 これまでの両国の交流の歴史を改めて確認し、お互いを知ることや交流をさらに進めることで、姉妹都市であるリューネブルク市を中心として、なお一層の親睦を図ってまいります。
 

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(4)「ULTIMATE FESTA 2021 in NARUTO」について

 

 次に、「ULTIMATE FESTA 2021 in NARUTO」についてであります。
 10月17日に「ボートレース鳴門 UZU PARK」で開催されました同イベントは、コロナ禍においてもスポーツを心から楽しめる機会を提供するとともに、地域の魅力を発信することを目的に、一般社団法人鳴門板野青年会議所により企画されたスポーツイベントとなっております。
 当日は、東京オリンピックにおいて正式種目に採用されました「スケートボード」や3人制のバスケットボール「3×3」の大会が開催されるなど、大きな賑わいを見せました。
 また同日、ボートレース鳴門敷地内において、イルミネーションイベントである「ミライアス鳴門」の点灯式が行われました。
 昨年度に引き続き2回目の開催となり、「まちの雰囲気を少しでも明るく」との思いのもと、「鳴門市イルミネーション事業補助金」をご活用の上、一般社団法人鳴門板野青年会議所に事業を行っていただいているものであります。
 今年度は、会場をボートレース鳴門に移しての実施となっており、オレンジ、ピンク、ブルーなど色とりどりのLEDを飾り付けた全長約70メートルの「光のトンネル」が設けられ、華やかな雰囲気が演出されております。
 12月25日までの18時から21時に点灯されておりますので、多くの市民の皆様にお楽しみいただければと考えております。

 

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(5)「NARUTO UZU CAMP」について

 

 次に、「NARUTO UZU CAMP」についてであります。
 本事業は、観光庁の「既存観光拠点再生・高付加価値化推進事業」補助金を活用し、鳴門公園周辺の魅力及び収益力の向上を図るため、「一般社団法人イーストとくしま観光推進機構」、民間事業者7社と連携し、様々な事業を行う中、実証実験として亀浦港の活用に向けたキャンプイベントを行ったものです。
 キャンプには、約100名の方に参加していただき、野外シアターやミュージック花火の打ち上げなどのイベントを実施したほか、帆船を用いた香川県小豆島から亀浦港までの実証運航事業とも連携し、体験航海や内覧会を行い、多くの方に楽しんでいただきました。
 また、本市の豊かな農水産物等をキャンプで味わっていただくなどのための、市内産直市までのシャトルバスの運行や観光案内を行うための臨時観光案内所の設置、キャンプサイト内で観光PR動画を流すなど、観光PRも行いました。
 今後におきましても、アフターコロナを見据え、新たな観光拠点の発掘、魅力発信に努めてまいります。

 

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(6)「チャレンジデー2021」について

 

 次に、「チャレンジデー2021」についてであります。
 例年5月に開催している当該イベントですが、本年度は、10月27日に実施いたしました。
 内容につきましては、これまでと同様、人口規模の似た自治体同士が1日15分以上運動した住民の参加率を競い合う住民総参加型のスポーツイベントでありますが、今回は新たな試みとして、当日、テレビ鳴門で放送する番組や市公式ウェブサイトに掲載した動画をご覧いただくことで、コロナに負けない体力づくりを啓発するリモート開催を実施いたしました。
 3市での対戦となった今回の結果につきましては、参加率が59.3%となり、秋田県大館市には勝利し、愛知県碧南市には敗れてしまいましたが、このコロナ禍におきまして、多くの市民の皆様にご参加をいただきました。
 今後におきましても、心身のリフレッシュや健康増進のため運動を継続していただければと考えております。
 また、この度、ご参加いただいた皆様をはじめ、動画製作にご尽力いただきました協力団体並びに関係者の皆様に対しまして、この場をお借りしまして、改めて御礼申し上げます。

 

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(7)「スポーツ大会・合宿誘致事業」について

 

 次に、「スポーツ大会・合宿誘致事業」についてであります。
 11月16日から11月19日まで、プロフェッショナル・スノーボーダーの「岩渕 麗楽」選手が本市において、来年2月の北京オリンピックに向けた自主トレーニングを実施いたしました。
 これは、「ボートレース鳴門 UZU PARK」のPR事業並びにNARUTOスポーツコミッションが取り組むスポーツ大会・合宿誘致事業の一環として実施されたものであり、岩渕選手は令和元年9月以来2回目の本市でのキャンプとなりました。
 トレーニング期間中は本市のまちづくりアドバイザーでもあるプロトレーナーの「木場 克己」氏がサポートを行い、本市が開発を行った「ナルトレタビ」を履いてトレーニングを行っていただきました。
 また、11月18日には、鳴門市第一中学校の生徒の皆さんとともに、このナルトレタビを活用しての「KOBA☆トレ」合同トレーニングにもご参加をいただき、子どもたちとの交流も行っていただきました。
 岩渕選手におかれましては、来年の北京オリンピックの代表選出、そしてメダル獲得を目指し、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 次に、「里崎智也杯」の創設についてであります。
 本大会はNARUTOスポーツコミッションが、徳島県軟式野球連盟や鳴門市少年野球連盟とともに初めて開催したものであり、本市出身の元プロ野球選手である「里崎 智也」氏の名を冠した少年野球大会であります。
 10月30日、31日の2日間、「第1回里崎智也杯 U-9鳴門市少年野球大会」としてオロナミンC球場など、市内5カ所の会場で開催し、子どもたちの熱戦が繰り広げられました。
 この「里崎智也杯」は、チーム内で試合に出場する機会の少ない小学4年生以下の大会とすることで、子どもたちの活躍の場を創出し、競技力向上に繋げるとともに、県外からのチームを招聘することで、交流人口の増加を図るものであります。
 当日は、大阪府、広島県、高知県など関西・中四国からの県外9チームを含め16チームの参加があり、里崎氏も各会場での激励や表彰式のプレゼンターを行っていただくなど、子どもたちとの交流を深めていただきました。
 今後につきましても、NARUTOスポーツコミッションにおいて、スポーツ大会・合宿誘致やスポーツツーリズムの推進などに官民一体で取り組み、交流人口の増加や市外からの誘客を図ることで、スポーツによる地域活性化に取り組んでまいります。

 

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(8)「徳島ヴォルティス」について

 

 次に、「徳島ヴォルティス」についてであります。
 J1リーグ残留を賭けて、厳しい戦いを続けている「徳島ヴォルティス」でありますが、11月27日の湘南ベルマーレ戦におきまして1対0で見事勝利をおさめ、12月4日、ホームでのサンフレッチェ広島との最終戦において、残留をかけた大一番にのぞむこととなりました。
 最終戦は残留を争うチームの結果によるところもありますが、ここ2試合、好調を維持しており、最後まであきらめずに戦う選手を信じて市民一丸となった応援をホームスタジアムに届けてまいりたいと考えております。
 そこで、今日、明日の2日間、うずしお会館1階のヴォルティス応援コーナーにおきまして、市民の皆様の熱い応援メッセージを募集いたします。
 頂いた応援メッセージは、最終戦のスタジアムにおいて、選手の目に届く場所に飾られることとなっておりますので、ぜひメッセージをお寄せ頂きたいと思います。
 徳島ヴォルティスが来シーズンもJ1で戦えることを信じて、最後まで市民一丸となった熱い応援をチームに届けていきましょう。
 週末はスタジアムでの応援をよろしくお願いいたします。

 

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(9)本市を取り巻く社会経済情勢への対応について

 

 次に、本市を取り巻く社会経済情勢への対応についてであります。
 去る10月31日の第49回衆議院議員総選挙の結果を受け、11月10日に第2次岸田内閣が発足をしたところであります。
 岸田首相は、記者会見において「国民の信頼と共感を得ながら丁寧で寛容な政治を進める」とし、新型コロナ対応、経済政策などの状況は緊迫しており、スピード感をもった政策実行に向け全力を挙げると表明をされました。
 11月19日の臨時閣議においては、新型コロナウイルス感染拡大防止対策とコロナ禍で厳しい影響を受けた方々への支援のため、「新型コロナ感染拡大防止」、「社会経済活動の再開と危機への備え」、「新しい資本主義の起動」、「安全・安心の確保」の4つを柱とした、過去最大規模となる財政支出の総額は55兆円余りであり、事業規模では78兆9千億円の経済対策を決定されました。
 この経済対策には、18歳以下の子どもを対象とした10万円相当の給付をはじめ、住民税が非課税の世帯に10万円を給付することや売り上げが急減した中小事業者への支援金のほか、3回目のコロナワクチン接種の無料化などが盛り込まれております。
 また、最近の社会経済情勢について概観いたしますと、内閣府の11月月例経済報告の基調判断では、「景気は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、引き続き持ち直しの動きに弱さが見られる」とのことであります。  
 さらに、11月15日に発表された7月から9月期のGDP速報値では、実質では前期比で0.8%減、年率換算では3.0%減となり、2四半期ぶりのマイナス成長となったところではありますが、これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言などの影響として、柱となる個人消費が落ち込んでいることに加えて、世界的な半導体不足による自動車の減産などが要因として考えられております。
 景気の先行きにつきましては、緊急事態宣言解除による経済活動の制限緩和などにより、景気が持ち直すとの期待はあるものの、原油価格の高騰や新型コロナ流行の「第6波」などが懸念されるところであり、年明け以降も経済情勢は不安定な状態が続くものと予想されます。
 こうした状況において、本市の主要産業の一つである、燃油や資材などの経費が上がり、経営が圧迫されている農漁業や観光客等の減少により影響を受けている観光関連業はコロナ禍において特に大きな打撃を受けており、アフターコロナを見据えた市内経済活性化策においては、国、県が行う経済対策に併せて、また必要に応じてそれらに先んじた対策を行うなど、スピード感をもって取り組んでまいります。

 

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(10)緊急支援策「第14弾」について

 

 それでは、今期定例会におきまして提出しております、令和3年度一般会計補正予算案で対応を行うものといたしまして、これまでの新型コロナウイルス感染症の感染拡大や経済情勢の変動により影響を受けている農漁業者や観光、飲食業等の事業者の皆様をしっかりと支援するとともに、アフターコロナに向けての事業活動に結びつけていただくことを目的とした緊急支援策「第14弾」について、ご説明をいたします。

 初めに、「アフターコロナを見据えた設備投資支援事業」についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しており、依然として厳しい経営環境下におきまして、市内中小企業等は「人手不足」、「生産性低迷」などの課題に対して、対応を求められているところであります。
 こうした課題に対しまして、新たに設備投資を行うなど、生産性の向上を図る必要がありますことから、中小企業等がアフターコロナを見据え実施する積極的な設備投資について、必要となる経費の一部を補助し、支援をいたします。
 補助の対象となる設備は、生産性の向上に資する「機械装置」や「測定工具及び検査工具」などとし、当該設備の取得に要した費用が「20万円以上、100万円未満の場合は5万円」を、費用が「100万円以上、200万円までの場合は10万円」をそれぞれ補助するものであります。

 次に、「鳴門市農林漁業者支援給付金」についてでありますが、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、資材費の価格高騰等による固定経費の増加が、農漁業者の大きな負担となっております。
 こうしたことから、悪化する農漁業者の経営に対して、昨年度に引き続き、緊急的な支援が必要と判断をいたしました。
 今回は、市内の農漁業者1事業者につき3万円を支給することにより、本市の農漁業の持続的な発展を図ってまいりたいと考えております。

 次に、「アフターコロナを見据えた安心観光推進事業」についてであります。
 現在、国においては「GoToトラベル事業」の再開に向けた検討が行われており、再開後においては、県内外から本市への観光客が増加することが見込まれるところであります。
 これに伴い、市内観光関連事業者が行う感染対策に要する経費の増加が見込まれることから、支援を行い、受け入れ態勢の整備を推進いたします。
 支援の概要といたしましては、市内の観光施設を営む事業者や体験型観光施設、土産物小売店を営む事業者を対象とし、観光施設を営む事業者には10万円を、体験型観光施設又は土産物小売店を営む事業者には5万円をそれぞれ給付するものであります。
 「GoToトラベル事業」再開前に迅速に感染症対策を行ってもらえるよう周知等を行い、早期の支援の活用を促し、観光客に安心して本市を訪れていただけるよう、取り組んでまいります。

 次に、「第2弾・鳴門でお得に泊まろう!キャンペーン」についてであります。
 国の緊急事態宣言が解除され、経済活動も再開に向かう中、観光客は少しずつですが、増加傾向にあります。
 そこで、この機を逃さず、誘客促進を目的とした事業を行います。
 具体的には、市内宿泊事業者に、県外の方が利用できる通常よりも価格を抑えた新たな宿泊プランを作成していただき、当該宿泊プランの利用1泊につき3,000円を当該事業者に助成いたします。
 本事業は「GoToトラベル事業」再開よりも、いち早く実施するものであり、より効果的な誘客促進に繋げてまいります。

 

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