有形文化財絵画 近江のお兼の絵馬

種別 有形文化財絵画
名称 近江のお兼の絵馬
員数 1点
所有者 宇佐八幡神社
年代 江戸時代
指定の理由及び文化財的特徴

幕末に奉納したと考えられるが、その構図、筆勢は美術史的にも指定に値すると思われる。

額仕立て
絵馬は左に黒い暴れ馬を大きく描き、中央やや右側に馬の手綱を下駄で踏むお兼を、その右側に驚く様子の馬子らしい人物を描いている。「応需(もとめに応じて)三木朝暮軒」の墨書き銘があり、幕末に奉納したと考えられる。

画題の近江のお兼は、鎌倉時代の初め近江国海津にいたと伝えられる怪力無双の遊女である。江戸時代の後期に、歌舞伎や浮世絵の題材になって広くその名が知られるようになった。「古今著聞集」に、ものに驚いて暴れる馬を、差し縄を下駄で踏み、これを易々と止めたという伝えが残っている。

参考文献
『近江の絵馬』大津市歴史博物館 平成三年八月三一日発行

写真

所在地 撫養町黒崎