史跡 紀貫之の遺跡

種別 史跡
名称 紀貫之の遺跡
員数 1件
所有者 鳴門市
年代 江戸時代
指定の理由及び文化財的特徴 平安時代に歌聖とうたわれた紀貫之は、承平四年(九三四)に土佐の国司の任を終え、京に帰る途中で、旅日記「土佐日記」を著している。この中に、阿波の土佐泊に立ち寄って数日過ごしたことが記されている。貫之は、ここで「としころをすみしところのなにしおえばきよるなみをもあわれとぞみる」との歌を残している。幕末の慶応三年にこの歌を刻んだ歌碑が、土佐泊の渡船場付近に建てられ(字は小野随心院門跡の真筆)た。この石碑は、後に潮明寺に移転したが、その後傷みがひどくなり、昭和四四年に現在のものに建替えられた。
写真

所在地 鳴門町土佐泊