有形文化財古文書 足袋縫職請書

種別 有形文化財古文書
名称 足袋縫職請書
員数 1通
所有者 個人
年代 江戸時代
指定の理由及び文化財的特徴

足袋産業関係資料の一環として、撫養足袋の歴史を考える上で貴重な資料である。

巻子仕立 (4枚綴り)
文久三年(一八六三)に、足袋の縫子三九名(男一五、女二四名)が連名で足袋問屋に提出した誓約書である。
この文書が作成された幕末には、撫養足袋の需要が急増し、縫子の争奪が起こったため、足袋問屋が統制の必要性を感じてこの誓約書を作成させたものと考えられる。当時の撫養足袋の生産のしくみを知る上で貴重なものである。

内容は、三九名の足袋の縫子が一一軒の足袋問屋に対して、次の三点について誓約したものである。
一、一一軒以外の問屋の足袋を縫わない。
二、問屋の中で、内緒で縫い賃を上げたり前途金で払うところがあれば足袋取締役に申し出ること。
三、一一軒以外の足袋問屋以外の足袋を縫ったことがわかった場合に業者から見限られても苦情を申し立てない。

参考文献
『鳴門市史』下巻 昭和63年3月31日発行 P264

写真  
所在地 大麻町板東