有形文化財絵画 柿本人麻呂画像

種別 有形文化財(絵画)
名称 柿本人麻呂画像
員数 1幅
所有者 人丸神社
年代 鎌倉時代
指定の理由及び文化財的特徴

描写に優れている。人丸影供に関したものと考えられ、貴重。

立像
右手に筆を持つ。人麻呂の晩年の姿がよく描かれている。大和絵の古風を伝えている。

軸仕立
里浦の人丸神社は、歌聖とあがめられた柿本人麻呂を祭った神社である。江戸時代から歌人の信仰が厚く、人丸影供(人麻呂の画像を祭って歌会を催す儀式)が行われてきた。この画像はその影供に使用されてきたものである。
よく大和絵の古風を伝えている。(一一七六~一二六五)の筆と伝えられるもので、優れた作品であるが、墨の濃いところには後世の補筆が見られるほか、落款も後のものである。

写真

所在地 里浦町花面