有形文化財古文書 納田古記録

種別 有形文化財(古文書)
名称 納田古記録
員数 2冊
所有者 個人
年代  
指定の理由及び文化財的特徴

大谷焼きの沿革を知るうえにおいて欠くことができない重要なもの。

紙本墨書
安永9年(1848年)大谷焼きの発端から嘉永年代にいたる陶歴を記述したもので大谷焼きの発祥と、その後の窯業状況を知ることができる。納田古記録は、民窯の大谷焼創始者納田家に伝わった、大谷焼に関する最も古い記録であり、大谷焼きの由来を知る手がかりになる文書である。

陶器由来書
紙本墨書き 安永九年に始まる藩窯の磁器焼成の失敗から、納田平次兵衛が信楽焼の忠蔵を連れ帰って民窯の大谷焼を始め、成功した経緯等について記述したもの。

黒焼物由来書
紙本墨書き(筆写本) 豊後の国から来た文右衛門が大谷の地で陶器製法を伝えたこと、藩窯の磁器焼成が多額の損失を出して失敗した事など、嘉永年代にいたる陶業の歴史を記述したもの。

写真  
所在地 大麻町大谷