有形文化財彫刻 阿波人形浄瑠璃人形頭娘頭

種別 有形文化財彫刻
名称 阿波人形浄瑠璃人形頭娘頭
員数 1個
所有者 個人
年代 近代
指定の理由及び文化財的特徴

娘頭は人形浄瑠璃において可憐な活躍をする。面長十六・0cm、面幅一一・五cm。頭の材質は桐、喉木は檜。顔面は白色、眉は墨書き、目にはガラス玉を入れ、唇には鮮やかな朱を置き、上唇には、白い歯列を付ける。美しい眉と小さな清艶な口許、鬘には花簪と前ビラ、鬢には黒い絹製の糸房をつけて、姫様然とした美しさを表現する。カラクリは眠り目。内部には全掲の墨書銘があり、初代天狗久の直弟子で、文楽の座付き人形師を勤めた天狗弁(本名近藤弁吉=一八七三~一九六九)の作品と判る。
外題は、「本朝二十四孝十種香の段」。謙信の娘八重垣姫は許婚の勝頼の死を信じて、回向していたが、長尾家の奥御殿に表れた蓑作という若者に恋をし、蓑作が本当の勝頼と知る。これを知った謙信は、蓑作を使者に出して途中で亡き者にしようとするくだりである。

参考文献
『徳島の文化財』 徳島県教育委員会 徳島新聞社 平成一九年三月三一日発行 P276

写真

所在地 撫養町林崎