セルフメディケーションについて

セルフメディケーションとは

セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。

日頃からの自分の健康状態を把握しながら生活習慣の改善に取り組み、市販薬など上手に活用しながら風邪の引きはじめや軽微なケガの時に自ら治療することも、セルフメディケーションにあたります。

 

セルフメディケーションのメリット

  • 健康管理の習慣が身につく
  • 医療や薬の知識が身につく
  • 病気により、医療機関で受診する手間と時間が省ける。
  • 通院が減ることで、全体の医療費の増加を抑制
  • セルフメディケーション税制で所得控除

 

セルフメディケーション実践のポイント

  • 正しい生活習慣を身に付け、普段から健康づくりを心がける(適度な運動、十分な睡眠・休息、バランスのとれた食事、体温・血圧・体重の測定などの日常的な健康管理 等)
  • 年に1度健康診断を受診し、自分の体をチェックする
  • OTC医薬品を上手に活用し、以前から経験のある不調は自分で手当てする(改善しない場合や経験のない不調などは、すみやかに医療機関をご受診ください)
  • 病気や薬について正しい知識を身に付ける(正しい用法・用量等)
  • 普段からお薬手帳を1冊にまとめておき、OTC医薬品購入の際も持参する
  • かかりつけ薬局を持ち、症状に合った薬を選んでもらう 等

 

OTC医薬品について

OTC医薬品とは、薬局・薬店・ドラッグストアなどで処方箋無しに購入できる医薬品です。

  • 要指導医薬品:医師による処方箋は必要ないが、薬剤師からの説明、指導が義務付けられている医薬品
  • 一般用医薬品:医師による処方箋無しに購入できる医薬品

要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医師によって処方される医療用医薬品から転用された医薬品はスイッチOTC医薬品と呼ばれています。購入する際は、症状に合った薬を選ぶため、薬剤師等に相談しましょう。

※OTCは英語の「Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)」の略で、カウンター越しにお薬を販売するかたちに由来しています。

 

セルフメディケーション税制について

医療費控除の特例として、健康増進の取り組みを行う人が、対象となるOTC医薬品を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができます。

申告の方法や、対象となるOTC医薬品一覧など、詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。