鳴門高校で「主権者意識を高める教育の充実のための出前講座」 を実施しました
公職選挙法の改正により、選挙権年齢が満18歳以上に引き下げられ、平成28年夏の参議院選挙から予定されていることから、平成28年2月9日に鳴門高校の多目的ホールで、「主権者意識を高める教育の充実のための出前講座」を、鳴門市選挙管理委員会、鳴門市明るい選挙推進協議会が主催し、鳴門高校2年生317人を対象に選挙制度のしくみや投票意欲の向上を目的として行いました。
選挙管理委員会事務局職員が政治や選挙に関する基礎講義、模擬投・開票の説明の後、「投票は、自由な権利であり、義務投票制には、絶対反対」と「投票は義務であり、投票の義務化で民意を反映させよう」と主張するイメージキャラクターを候補者にしたて、各クラスから10人ずつ、80人の生徒が、模擬投票を体験しました。
実際に使用されるのと同じ素材の投票用紙、投票箱、記載台を使用し、投票所入場券と引き換えに受け取った投票用紙に、自分の思う候補者の名前を書いていました。最初の投票者が、投函前に空の投票箱を確認し、厳重な監視のもとで選挙が行われていることを実感していました。
全員が投票を終えると、開票係に選出された5人の生徒が、候補者名の書かれたイチゴパックに区分けし、再度間違いのないよう候補者名の確認、計数機を使用して集計を行いました。体験した生徒は、「誤りは許されないから緊張しました」と感想を述べていました。
質問コーナーでは、
「立候補者が主張している内容がわからない。政治のことに詳しくないのに選挙に参加していいのかな?」の質問は、「不安がることは、ありません。すべてのことを知らなくてもよいので、テレビ、新聞、選挙公報などから徐々に政治を理解し、自分の考えといちばん近い候補者を選んでください」 また、「どういう目的で選挙権年齢を18歳に引き下げたのですか?」の質問に対して、「若い人の投票への参加が少ないので、若者の意見が政策に反映されにくいです。これから、若い人たちが生きていくうえで、自分たちの意見を反映させ、生活しやすい社会を実現するために、選挙権年齢が引き下げられました」と答えていました。
生徒を代表して挨拶した生徒会長の池内勇太さんは 「普段、政治や選挙のことは、ニュースで見るだけで、あまり深く考えたことは、ありませんでした。講義を受けて、政治は私達の意見を述べてくれる議員を選ぶことが、有権者の責務である とわかりました。今年の選挙から私達も有権者のひとりとなります。今日、模擬選挙を体験できて、実際の選挙のイメージがわかりました。学んだことをしっかり覚えて実際の選挙に臨みたいと思います」と感想を話してくれました。
「選挙制度について勉強しましょう」と 挨拶する選挙管理委員会の金澤委員長 |
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「選挙はとても大切」「選挙で投票するのはとても簡単」「選挙には守らなければならないルールがある」と講義する平岡事務局長 | |||||
選挙管理委員会事務職員から入場券と 引換えに投票用紙を受け取ります |
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投票箱の空を確認後、一番に投票 | 選挙ってこんな感じか? | 以外と簡単に終わった! | |||
投票用紙は、こうして入れるんやね? | もうすぐ18歳、これなら大丈夫 | これは、とてもいい体験! | |||
投票箱の中の票をすべてとりだしました | 候補者ごとに仕分けをしています | ||||
分けられた票を計数機にかけます 「すごい、早い!」 「何回も機械にかけて数えるんやなぁ!」 | |||||
投票の結果を発表しました | |||||
質問コーナーで熱心に質問する二人とそれぞれに回答する平岡事務局長 | |||||
選挙権を得たら、投票に行こうと思います | |||||
「選挙権を得たら、棄権することなく ぜひ投票所に行ってください」と挨拶する 鳴門市明るい選挙推進協議会の川北会長 |