台風(風水害)に備えて
地震とちがって、台風は襲ってくる時期が予測できます。台風による被害は、ほとんど台風の規模によって決まります。気象情報で中心気圧や最大風速を知り、万全の対策を立てておきましょう。 |
【停電に備えて】 | ローソク、懐中電灯、携帯用ラジオ、マッチなど |
【火の使用は最低限に】 | 風で大火を招くことがありますので要注意 |
【早めに浸水対策】 | 屋根や窓、雨戸からの浸水に備えて修理しておく。雨水の逃げ道を確保するための排水溝を掃除しておく。浸水のおそれがでたら電気製品、家具を高所へ。 |
【非常持ち出し品】 | 貴重品、衣類、食料と水(1人1日3リットルを目安に)は3日分以上、燃料、救急薬品など。 |
風水害の知識
台風
熱帯地方(東経180度より西の北西太平洋)で発生した低気圧を熱帯低気圧といいます。
そのうち、最大風速が毎秒17メートル以上になったものが台風です。
風と被害 ※風速は10分間の平均風速
【風速毎秒10メートル~15メートル】
傘がさせない
【風速毎秒15メートル~20メートル】
風に向かって歩けない。小枝が折れる
【風速毎秒20メートル~25メートル】
しっかりと身体を確保しないと転倒する
【風速毎秒25メートル~30メートル】
立っていられない。屋外での行動は危険
【風速毎秒30メートル以上】
屋根が飛ばされたり、木造住宅の全壊が始まる
台風の大きさと階級分け
【大型(大きい)】
風速毎秒15メートル以上で半径が500km以上800km未満
【超大型(非常に大きい)】
風速毎秒15メートル以上で半径が800km以上
台風の強さと階級分け
【強い】
最大風速が毎秒33メートル以上44メートル未満
【非常に強い】
最大風速が毎秒44メートル以上54メートル未満
【猛烈な】
最大風速が毎秒54メートル以上
集中豪雨
短期間のうちに狭い地域に集中して降る豪雨のことで、突発的に降るため、その予測は比較的困難です。
1時間の雨量と降り方
【10ミリ~20ミリ】
ザーザーと降り、雨音で話し声がよく聞こえない
【20ミリ~30ミリ】
土砂降りで、側溝や下水、小さな川があふれる
【30ミリ~50ミリ】
バケツをひっくり返したような降りで、道路が川のようになる
【50ミリ~80ミリ】
滝のように降り、土石流が起こりやすい 車の運転は危険。
【80ミリ以上】
大規模な災害発生の危険があり、厳重な警戒が必要