住宅用火災警報器について
1.設置義務者
住宅の関係者(所有者、管理者または占有者)。
2.住宅用火災警報器とは?
火災の際煙や熱を感知して音声・ブザー音又は光などで警報する警報器です。
3.住宅用火災警報器の設置場所は?
住宅用火災警報器は、基本的には寝室と寝室がある階段上部に設置することが必要です。
設置しなければならない主な場所
設置場所 | 場所 | |
---|---|---|
1 | 就寝のように供する居室 | 寝室 |
2 | 就寝の用に供する居室が存する階から直下階に通ずる階段 | 階段 |
3 | 就寝の用に供する居室が存する階(3階以上)から下に数えて2つ目の階の階段 | 階段 |
4 | 就寝の用に供する居室が避難階のみに存する場合で、居室が存する最上階(3階以上の階)の階段 | 階段 |
5 | 就寝の用に供する居室の存する階以外の階で、7平方メートル以上の居室が5以上存する階の廊下 | 廊下 |
取り付け位置
<天井の場合>
・火災警報器の中心を壁から60㎝以上離します。
・換気扇やエアコンなどの吹き出し口から1.5m以上離します。
・火災警報器の中心をはりから60cm以上離します。
<壁の場合>
・天井から15~50cm以内に設置します。
4.警報器の種類は?
■煙式(光電式) ~寝室・階段・台所など~
煙が火災警報器に入ると音や音声でお知らせします。
■熱式(定温式) ~車庫・台所など(大量の煙や湯気が滞留する場所)~
住宅用火災警報器の周囲温度が一定の温度に達すると音や音声でお知らせします。
☆連動型の住宅用火災報知器
連動型の住宅用火災報知器が火事を感知すると、他の場所に設置されている連動型の住宅用火災報知器も連動して警報音を発します。
・無人の場所で出火した場合でも、他の場所で警報音を発するため、火事の早期覚知に効果的です。
・設置された場所すべてで警報音が鳴るため、ご近所の方や道路上の通行人等が火事に気付く機会が増え、早期通報につながります。
5.購入方法は?

- 防災用品販売業者、電気店及びホームセンター等で購入できます。
- 配線工事を伴うものについては、業者にご相談ください。
- 購入する際は検定合格表示が張られたものを購入しましょう。
6.共同購入とは?
共同購入とは、住宅用火災警報器を、地域でまとめて購入(共同購入)することです。
共同購入のメリット
- まとめ買いすることで、個人購入するよりお求めやすい価格が期待できます。
- 地域全体での防火意識の高揚が図られます。
- 「どこで、どれを買ったらいいの?」といった悩みがなくなります。
- 悪質な訪問販売等の防止ができます。
- 自分で設置が困難な世帯に対する、町内会などでの設置支援など。
共同購入の注意点
- 消防本部では特定の商品の紹介や販売の仲介を行うことはありません。
- 価格相談などは、直接販売店と行ってください。