平成30年鳴門市議会第3回定例会

◆ 目 次

(1)はじめに

(2)四国のゲートウェイ化推進プロジェクトにおける交流拠点施設整備事業について

(3)スポーツ推進事業について

(4)国際交流について

(5)友好の花「コスモス」について

(6)国内交流について

(7)「ボートレース鳴門プレゼンツ鳴門市納涼花火大会」と「鳴門市阿波おどり」について

(8)多子世帯にかかる保育料無料化施策について

(9)生活支援体制整備事業について

(10)水道事業について

(11)ボートレース事業について

(12)ボートレース本場周辺敷地の一部を活用した「プレイパークエリア」の整備について

 

(1)はじめに

本日、第3回定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様には、公私何かとご多忙中にもかかわりませず、ご出席を賜り、誠にありがとうございます。

今期定例会におきましては、補正予算案を始め、各種議案を提出いたしておりますが、これらの議案説明に先立ちまして、まずは、諸般の報告と現在本市が当面している諸課題についての所信を申し上げ、議員の皆様を始め、市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

まず、去る8月5日から16日間、熱戦が繰り広げられました第100回全国高等学校野球選手権記念大会についてであります。県立鳴門高等学校硬式野球部が、2年ぶり、12度目の出場を果たされました。

初戦において、昨年の優勝校である北埼玉代表の花咲徳栄高等学校に惜しくも敗れましたが、猛暑の中、最後まで全力を尽くす姿は市民に勇気と感動を与えてくれました。

監督・選手の皆様の日々の努力を称えるとともに、来年、再び甲子園の舞台で活躍されることを心よりご期待申し上げます。

 

次に、防災・減災対策の推進についてであります。

まず、地震対策についてであります。

去る9月6日に北海道胆振地方中東部を震源とする最大震度7の地震が発生し、大規模な土砂災害が発生するなど、大きな被害をもたらしております。

また、6月18日に大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が発生し、通学中の児童がブロック塀の下敷きとなるという痛ましい事案も発生いたしました。

ここにお亡くなりになられました方々とそのご遺族に対し、心より哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様方に、心よりお見舞いを申し上げます。

本市の対応といたしましては、大阪府北部を震源とする地震災害で課題とされたブロック塀の対策について、全ての市有施設を点検し、倒壊の恐れのある塀や安全な状態ではない塀などの対策として、早急に対応が必要な塀の撤去やフェンスへの変更等を進めているところであります。

さらに、民間が所有し、安全性が低いと思われるブロック塀の撤去等を促進するため、新たに補助制度を設けることといたしました。

一方、防災意識の高揚と防災知識の普及・啓発につきましては、毎年9月1日の「防災の日」に「鳴門市総合防災訓練」を実施しているところであります。

今年はウチノ海総合公園を会場として、大津地区の自主防災会、消防団、徳島県警察、自衛隊など様々な団体と連携し「南海トラフ巨大地震」を想定した訓練を行いました。

特に今回は、「鳴門市農水産物フェア」と同日開催し、ご来場の方々にも訓練を行っている様子をご覧頂くことで、幅広い年齢層の方々に防災意識の高揚と防災知識の普及・啓発を図ることができたものと考えております。

また、昨年度に引き続き、県補助金を活用した避難所運営訓練を来年3月に鳴門・大塚スポーツパークアミノバリューホールで実施する予定であります。

訓練内容といたしましては、避難所運営に係る実動訓練の他、「平常時」や「災害時」といった、いずれの状況でも適切な生活の質を確保する「フェーズフリー」の考え方に基づいた訓練を予定しております。

今後も、市と関係団体、市民の皆様と一体となって訓練を行い、災害時に適切な対応が取れるよう努めてまいります。

 

次に、風水害対策についてであります。

今年は、台風等による風水害が続いており、改めて風水害対策の重要性を感じております。

去る8月23日に台風20号、9月4日には台風21号が本県を縦断し、本市においても避難勧告を発令する事態となり、暴風による家屋の一部損壊や高潮による浸水被害等が発生いたしました。

また、他県におきましては、両台風により死者が発生するなど、大きな被害も発生しております。

台風災害につきましては、避難者の受け入れ態勢や、浸水被害に伴う罹災証明等の円滑な手続きの実施に万全を尽くしているところであります。

また、豪雨が広範囲に渡って長時間続き、土砂災害等を引き起こした「平成30年7月豪雨」につきましても、人的被害を伴う大規模な災害となっております。

本市といたしましても、迅速かつ適切な対応に努めてまいりたいと考えております。

特に「平成30年7月豪雨」での対応につきましては、徳島県等の関係機関と連携し、多くの被災者が出ました岡山県、広島県、愛媛県に対する災害支援活動を行ってまいりました。

また、市独自の被災者支援といたしましては、災害協定等に基づき、岡山県倉敷市へ職員を派遣したところであります。

今後も、自治体間の協力関係を深めるとともに、発災したときに何を優先させるべきかなどの情報収集を行い、災害に負けないまちづくりに取り組んでまいります。

 

次に、新庁舎の建設についてであります。

これまで、有識者8名で構成する「鳴門市新庁舎建設基本計画検討委員会」を3回開催し、基本方針や建設場所、施設規模など、新庁舎建設基本計画の策定に必要な各種事項について検討を行って頂いたところであります。

また、無作為に抽出した18歳以上の市民3,000人を対象とした「新庁舎建設基本計画の策定に係る市民アンケート調査」を7月3日から同月23日まで実施し、約半数となる45.2%の方から回答を頂いております。

併せて7月16日と8月18日には公募市民と市内関係団体関係者で構成する「新庁舎建設に関する市民会議」を開催し、さらに8月28日には「新庁舎建設に関する議会ワークショップ」を開催して頂いたところであります。

今後も、より良い新庁舎の建設に向け、市民等の方々から広くご意見やご要望を頂きながら、本年秋を目途とした基本計画の策定に、鋭意、取り組んでまいりたいと考えております。

 

次に、本市を取り巻く社会経済情勢とその対応についてであります。

最近の社会経済情勢について概観いたしますと、内閣府の8月の月例経済報告の基調判断では、7月同様、「景気は、緩やかに回復している。」とのことであります。

また、9月10日に発表された4月から6月期のGDP2次速報値では、前期比年率換算で3.0%増となり、2四半期ぶりのプラス成長となりました。

しかしながら、景気の先行きにつきましては、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があるとされております。

このような状況の中、本市といたしましては国や県の動向などを注視しつつ、状況に応じて対応できるよう、効率的かつ効果的な事業展開に努めているところであります。

特に、「鳴門市スーパー改革プラン2020」の取り組みにつきましては、具体的取り組み項目に位置づけた各事業のうち、今年重点的に取り組むこととしております「補助金等の見直し」やその他進捗を図るべき事業についても、しっかりと取り組んでまいります。

各取り組み項目の推進に際しては、本市の事業執行の在り方も見直しつつ、関係団体等と協議を行うなど、市民の皆様のご理解を頂きながら着実に進めることで「自立的で持続可能な行財政システムの確立」を実現してまいりたいと考えております。

 

(2)四国のゲートウェイ化推進プロジェクトにおける交流拠点施設整備事業について

次に、四国のゲートウェイ化推進プロジェクトにおける交流拠点施設整備事業についてであります。

事業の推進に向けて、全庁的な情報共有と課題検討を行うための部課長級職員による庁内会議を設置するとともに、その下部組織として庁内公募によるワーキンググループを組織し、施設のコンセプト等について検討を進めるなど、施設整備基本計画の策定作業を行っております。

また、整備する交流拠点施設を道の駅として登録することを目指し、関係機関等との協議を進めているところであります。

今後は、整備基本計画の素案を作成し、その内容についてお示しするとともに、基本設計、施設建設予定地の用地測量、土地収用法に基づく事業認定申請図書の作成などの作業を進めていく予定としております。

 

(3)スポーツ推進事業について

次に、スポーツ推進事業についてであります。

本市では、スポーツによるまちづくりを推進するため、様々な事業を展開してまいります。

まず、市公式ウェブサイト内へのスポーツサイトの開設についてでありますが、本サイトは市内で開催されるスポーツ大会や各スポーツ団体の情報、鳴門が輩出した有名選手の紹介コラムなどを掲載しており、スポーツを始める契機として頂きたいと考えております。

 

次に、新たな取り組みといたしまして、「スポーツ大会・スポーツ合宿誘致事業」を実施したいと考えております。

この事業は、現在、実施しております「NARUTOスポーツパス」事業や本市のスポーツ施設等を掲載した案内パンフレットを作成し、スポーツ合宿・大会等を手掛けている関西圏の旅行代理店や大学等に紹介することで、大会等のイベントや合宿の誘致を図るものであります。

人口減少や地域経済が停滞する中、スポーツを「産業」と捉え、スポーツ大会・スポーツ合宿を誘致することで、鳴門に新たな活力を生み出してまいります。

また、本市に転入し、新たに市民になった方に鳴門が徳島ヴォルティスのホームタウンであることを知って頂き、鳴門への愛着を育むとともに、新たにファンになって頂くため、徳島ヴォルティスと連携し、転入者のホームゲーム招待事業を実施してまいります。

 

次に、秋のマラソンイベントにつきましては、10月7日に「第4回鳴門リレーマラソンin鳴門教育大学」、10月28日には、「第2回なると島田島ハーフマラソンwith吉本新喜劇」を開催し、12月23日に「大麻町ジングルベルマラソン大会」が開催される予定となっております。

それぞれ特色を持ったランニングイベントでありますことから、関係機関等と連携して本市の魅力を発信し、交流人口の増加を図ってまいりたいと考えております。

さらに、鳴門市総合運動場のトイレをバリアフリー対応のトイレに更新することで、大会等の受け入れに向けた環境整備を行いたいと考えております。

今後におきましても、市民の皆様やスポーツで鳴門を訪れた方に、本市の魅力を満喫して頂くとともに、スポーツを通じて地域活性化と健康づくりに向けた取り組みを進めてまいります。

 

(4)国際交流について

次に、国際交流についてであります。

この度、姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市のウルリヒ・メドケ市長に、特別名誉市民の称号をお贈りすることといたしました。

特別名誉市民の称号は、外国人が本市との友好親善に特に貢献した場合などに贈るもので、メドケ市長が第1号となります。

メドケ市長は、1991年にリューネブルク市長に就任されて以来、これまで27年間にわたり本市との姉妹都市交流にご尽力され、姉妹都市親善使節団の団長として、幾度となく本市にもお越し頂いております。

また、昨年5月に、板東俘虜収容所関係資料のユネスコ「世界の記憶」登録に向けて、ドイツ・ニーダーザクセン州・徳島県・鳴門市及びリューネブルク市の4者による、共同申請に関する協定書が調印されましたことにつきましても、メドケ市長より多大なるご協力とご尽力を頂いております。

今年は「第九」アジア初演100周年の節目の年であること、並びに姉妹都市運営委員会など関係者からもご賛同を頂きましたことから、メドケ市長に特別名誉市民の称号をお贈りすることに決定した次第であります。

メドケ市長は、「第22回リューネブルク市親善使節団」の団長として9月28日から来鳴されますことから、翌29日にドイツ館ホールにおいて特別名誉市民伝達式を行う予定としております。

当日は、日独友好協会の会員や市議会議員の皆様をはじめ、多くの市民の皆様にもご参加を頂き、本市をあげて友情と敬愛の念を表したいと考えております。

 

(5)友好の花「コスモス」について

次に、友好の花「コスモス」についてであります。

鳴門市内では、毎年10月上旬から11月上旬までの約1か月間、「友好コスモス祭り」が開かれます。

このイベントは、第1次世界大戦で捕虜になったドイツ兵が板東俘虜収容所付近に植えたといわれる「コスモス」を市内に咲かせるという市民手作りのイベントで、現在では、市内約50か所において、コスモス畑が設けられ、市内全域でコスモスの花が咲き誇ります。

平成5年、ドイツを訪問していた親善使節団に「コスモス」の種が贈られたことがきっかけとなり、鳴門市とリューネブルク市のコスモス交流が始まりました。

以後、市民有志により、リューネブルク市から贈られたコスモスの種を育てる「友好コスモス普及運動」が始まり、平成10年には「第1回鳴門市友好コスモス祭り」が開催されました。

リューネブルク市から親善使節団が来鳴される際には、鳴門市内を花で彩る活動を行う「鳴門市花街道・地域づくりネットワーク」会員が育てたコスモスの花を使節団員にプレゼントし、使節団員がその花を慰霊碑に献花することが恒例になっております。

また、使節団が訪問する際には、相互にコスモスの種を贈り合うなど、現在も種の交換は続いております。

このように、板東俘虜収容所のドイツ兵たちが慈しんだ「コスモス」は、100年の歳月を超え、市民の手により市内全域でその花を咲かせています。

今年は、「第九」アジア初演100周年という節目の年であり、板東俘虜収容所跡地が国史跡に指定される予定もありますことから、本市では、この度、板東俘虜収容所で生まれた友愛の史実を継承し、平和の尊さを世界に発信していくことを目的として、日独友好交流、そして友愛と平和の象徴として「コスモス」を友好の花として指定するものであります。

 

(6)国内交流について

次に、国内交流についてであります。

桐生市との交流につきましては、昨年、鳴門市制施行70周年を記念して、桐生八木節踊りの皆さんに鳴門市阿波おどりへご参加を頂き、イベントを大いに盛り上げて頂きました。

今年は、第55回桐生八木節まつりへのご招待を頂き、8月4日から5日にかけて、議長とともに訪問し、桐生市関係者の皆様と様々な情報交換を行うとともに、鳴門のPRを行い、親善交流を深めてまいりました。

 

次に、会津若松市につきましては、第1次世界大戦時、板東俘虜収容所長を務められていた松江豊壽氏の記念碑除幕式及び戊辰150周年記念式典などへのご招待を頂いており、9月22日から23日の日程で、議長とともに訪問を予定しております。

去る6月には、「第九」アジア初演100周年記念式典の開催にあたり、会津若松市からのご出席も頂いたところであり、このような節目となる大きな記念式典に参加させて頂くことは両市の交流を深める上で非常に重要であります。

9月23日には、県内旅行社の企画により、徳島空港から福島空港へのチャーター便が運行されますとともに、24日には、会津若松市内において「第九」アジア初演100周年を記念した第九演奏会の開催も予定されており、鳴門市からも多くの方が参加される予定であります。

 

(7)「ボートレース鳴門プレゼンツ鳴門市納涼花火大会」と「鳴門市阿波おどり」について

次に、「ボートレース鳴門プレゼンツ鳴門市納涼花火大会」と「鳴門市阿波おどり」についてであります。

先月8月7日の「花火大会」は約10万5千人、「阿波おどり」は8月9日から11日までの3日間累計で約8万3千人の皆様に、鳴門の夏を満喫して頂きました。

まず、「花火大会」では、「第九」アジア初演100周年を記念し、1万発の花火を打ち上げるなど、色鮮やかな演出に多くの来場者からご好評を頂いたところであります。

当日は、プレイベントといたしまして、文明橋から城見橋間の撫養川において、本市出身のボートレーサーである西野雄貴選手たちによる競走用ボートのデモンストレーション航走を実施いたしました。

また、「花火大会」の翌日早朝に行っております清掃活動では、毎年多くの市民ボランティアの皆様にご参加頂いておりますことに、心より感謝を申し上げます。

 

次に、「阿波おどり」では、お笑い芸人の間寛平さんや「鳴門市阿波おどりPR大使」で鳴門市文化会館の名誉館長の石田靖さん、「鳴門観光大使」の板東英二さんなど、多彩なゲストにお越し頂いたほか、西演舞場を「西おどり広場」としてリニューアルし、例年の流し踊りだけでなく、舞台形式での阿波おどりをお楽しみ頂きました。

また、JR鳴門駅前では、9月28日オープン予定の観光案内所を臨時的に開業するとともに、駅前ロータリーの足湯施設「駅前足湯ふろいで~」の開館時間を延長し、県内外の皆様に立ち寄って頂くことで、市の取り組みをPRできたものと考えております。

「第九」アジア初演100周年の節目の年に相応しい、にぎわいと熱気、魅力にあふれた記憶に残る5日間となりました。これらの行事の実施にご尽力を頂きました鳴門商工会議所、鳴門市うずしお観光協会を始め、ご協力を賜りました関係者の皆様に、改めて厚くお礼を申し上げます。

 

(8)多子世帯にかかる保育料無料化施策について

次に、多子世帯にかかる保育料無料化施策についてであります。

この事業は、10月から県が実施予定の補助制度を活用し、一定の要件を満たす世帯を対象に、3歳児以上の第2子の保育所及び認定こども園、幼稚園等の利用者負担額を無料とするものであります。

本市といたしましても、子育て世帯の経済的負担軽減を図る取り組みとして、今後も国等の動向を注視し、財源の確保に努めながら、引き続き子育て支援の充実に向けた施策を積極的に実施してまいりたいと考えております。

 

(9)生活支援体制整備事業について

次に、生活支援体制整備事業についてであります。

少子高齢化が進む中、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことができる体制づくりを進めていくために、本市においては、地域の中に、住民主体で「居場所づくり」、「介護予防」、「生活支援」の3つの機能を持つ拠点の整備を公益財団法人さわやか福祉財団のご協力のもと、進めてきたところであります。

この度、大津町等を対象として、地域の住民が主体となり、住民同士の日常的な助け合い活動を推進する暮らしのサポートセンター「みんなの家Asa居」が10月1日に開設できる運びとなり、現在は、開設に向け、地域の中で準備が進んでいるところであります。

また、大麻町、撫養町においても、それぞれ開設に向けた準備が進んでいるところであります。

今後も、引き続き住民主体の活動への支援を実施してまいりたいと考えております。

 

(10)水道事業について

次に、水道事業についてであります。

水道事業における料金改定に向けた取り組みといたしましては、「鳴門市水道事業審議会」における答申内容や水道事業の経営状況について、各地区自治振興会や事業者等を対象とする説明会を開催するとともに広報紙等を通じて周知に努めているところであります。

今期定例会において、審議会の答申や説明会での皆様のご意見等を踏まえた水道料金等の改定について、鳴門市水道事業給水条例の一部を改正する条例案を上程しております。

浄水場の更新につきましては、去る9月10日に開催されました「第3回鳴門市・北島町浄水場共同化協議会」において、浄水処理方式、浄水処理能力についてご議論頂いたところであり、年度内を目途に、「基本計画」を策定し事業実施に向けて進めてまいります。

今後も、安全で安心な水道水を安定して供給できるよう、計画的で効率的な施設更新とさらなる経営改善に努めてまいりますので、議員の皆様を始め、市民の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

(11)ボートレース事業について

次に、ボートレース事業についてであります。

まず、この度の台風21号によるボートレース競技施設の被害についてご報告申し上げます。

本市観測最大風速40メートルを超える強風により浮き上がったピットに転覆やねじれが生じたほか、そのピットの衝突により昇降機が破損したり係留用の柱が傾いたりするなど、多数の施設にレースが開催できない程度の被害が発生いたしました。

被害発生後、すぐさま復旧に向けて最大の努力を行いましたが、短期間での復旧が見込めないと判明したため、今月6日から10日まで開催する予定でありました「ヴィーナスシリーズ第7戦 FVジャパンカップ競走」を全日程中止する苦渋の判断に至りました。

現在は、今月22日から開催予定の「モーニングレース開幕 第2回徳島ヴォルティスカップ競走」に向け、全力で復旧を進めております。

ボートレースファン及び関係者の皆様をはじめ市民の皆様には、大変ご迷惑とご心配をおかけしていることにお詫びいたしますとともに、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

さて、これまで経営戦略アクションプラン2018等に基づき各種施策を行い、安定的な経営に取り組んでまいりました結果、昨年度の決算状況につきましては、SG等のグレードレースの開催等の効果により、純利益が15億2,029万3,476円となり、昨年度に引き続き10億円超えの好業績となっております。

今後も広域発売を強化し、電話投票等の売上向上に繋がりますよう努めてまいります。

その取り組みの一環といたしまして、いよいよ9月22日から「モーニングレース」が始まります。

ボートレース鳴門では、「モーニングレース」の開催のPRも兼ねて、昨年度も好評を頂きました競走水面を活用する水と光のイルミネーションショー、「Water Spectacle “Whirlpool”2018 」を今月16日と17日に開催いたします。

また、関連企画として、16日には吉本興業所属芸人によるトークショー、17日には移動動物園を開催するとともに、23日には、あきら100%さんによるお笑いイベントを企画しており、家族づれの皆様に日中もお楽しみ頂けるものと考えております。

 

(12)ボートレース本場周辺敷地の一部を活用した「プレイパークエリア」の整備について

次に、ボートレース本場周辺敷地の一部を活用した「プレイパークエリア」の整備についてであります。

「プレイパークエリア」については、ボートレース振興会から「ボートレースパーク化」のモデル事業として認めて頂き、市民の皆様が集う新しいスポーツコミュニティスペースとして整備を進めているところであります。

この「プレイパークエリア」では、サイクルステーション、スケートボードパーク、バスケットボールコートを整備する予定としております。

サイクルステーションにつきましては、今月29日と30日の徳島県主催のサイクルイベント「Tokushima サイクルフェスタVol.2」に合わせて、竣工予定であります。

スケートボードパークにつきましては、西日本最大級の規模として整備しており、併せて11月中旬にグランドオープンいたします。

また、スケートボードのPRとして、先日の鳴門市阿波おどりに合わせ、プロスケーターによるボードのデモライドや体験会を開催したところであります。

今後もボートレース鳴門が、市民の皆様に親しまれる鳴門のランドマークとなりますよう、様々なイベントの企画、取り組みを行い、地域に貢献してまいります。