将来負担比率の状況
1.将来負担比率とは?
地方公共団体において、将来的に返済しなければいけない借金等が収入や財政規模と比較して、どの程度あるのかを割合で示したものです。
将来負担比率は、以下の算式で算出されます。
※標準財政規模とは?
地方公共団体の標準的な状態で通常収入されるであろう経常的一般財源の規模を示すものであり、標準税収入額等に普通交付税を加算した額を指します。
なお、地方財政法施行令附則第11条第3項の規定により、臨時財政対策債(地方一般財源の不足に対処するため、投資的経費以外の経費にも充てられる地方財政法第5条の特例として発行される地方債)の発行可能額についても含まれます。
※算入公債費等の額とは?
普通交付税の額の算定上、基準財政需要額に算入された元利償還金及び準元利償還金の額で、実質的に市の負担にならない額です。
2.将来負担比率の推移
負担比率
(%)
負担額(千円)
※(将来負担額 A - 充当可能財源等 B) ÷ 人口(決算年度の1月1日時点)
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」について
国民の暮らしを担う地方公共団体は今、健全な財政を維持する経営の能力が問われています。
そこで、地方公共団体の財政状況を統一的な指標で明らかにし、財政の健全化や再生が必要な場合に迅速な対応を取るための「地方公共団体の財政の健 全化に関する法律」(「健全化法」)が平成21年4月に全面施行されました。
この健全化法において、地方公共団体の財政状況を客観的に表し、財政の早期健全化や再生の必要性を判断するための指標として、4つの財政指標(実質赤字比率・連結実質赤字比率・実質公債費比率・将来負担比率)を「健全化判断比率」として定めています。
この4つの財政指標のいずれかが一定の基準(早期健全化基準)を超えると、自主的に財政の健全化を図るために様々な取組を行う必要があります。
早期健全化基準については、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律施行令」(平成19 年政令第397号)及び「地方公共団体の財政の健全化に関する法律施行規則」(平成20 年総務省令第8号)などにより定められており、将来負担比率における早期健全化基準は、市区町村で350%以上と設定されています。
このことから、鳴門市における将来負担比率については、健全な財政運営の範囲内であると認識しております。
3.将来負担比率の算出に用いた数値について
○将来負担額 A (単位:千円)
決算年度 | 地方債の現在高 | 公営企業債等 繰入見込額 |
退職手当 負担見込額 |
将来負担額 A 計 |
平成19年度 | 28,905,206 | 4,398,402 | 6,820,256 | 40,123,864 |
平成20年度 | 27,943,581 | 5,004,702 | 6,115,035 | 39,063,318 |
平成21年度 | 27,231,255 | 5,428,000 | 5,536,369 | 38,195,624 |
平成22年度 | 27,511,508 | 5,131,338 | 4,973,769 | 37,616,615 |
平成23年度 | 27,076,001 | 5,040,343 | 4,646,626 | 36,762,970 |
平成24年度 | 27,064,346 | 4,918,111 | 4,322,133 | 36,304,590 |
平成25年度 | 26,807,013 | 5,349,977 | 4,333,990 | 36,490,980 |
平成26年度 | 26,568,686 | 5,492,474 | 3,783,512 | 35,844,672 |
平成27年度 | 26,882,039 | 5,537,460 | 3,523,504 | 35,943,003 |
平成28年度 | 26,734,337 | 6,366,926 | 3,250,637 | 36,351,900 |
平成29年度 | 27,456,661 | 6,258,031 | 3,156,941 | 36,871,633 |
平成30年度 | 27,249,978 | 6,418,430 | 3,197,416 | 36,865,824 |
令和1年度 | 26,884,613 | 8,383,686 | 3,028,771 | 38,297,070 |
令和2年度 | 26,856,560 | 9,404,306 | 2,934,518 | 39,195,384 |
令和3年度 | 27,626,566 | 9,290,573 | 2,931,075 | 39,848,214 |
令和4年度 | 28,088,706 | 9,225,959 | 2,917,963 | 40,232,628 |
令和5年度 | 31,677,980 | 9,132,833 | 3,048,958 | 43,859,771 |
令和6年度 | 32,558,167 | 8,988,834 | 3,206,553 | 44,753,554 |
○充当可能財源等 (単位:千円)
決算年度 | 充当可能基金 | 充当可能 特定歳入 |
基準財政需要額 算入見込額 |
充当可能財源等 B 計 |
平成19年度 | 4,200,360 | 363,953 | 15,497,637 | 20,061,950 |
平成20年度 | 3,948,343 | 353,453 | 15,381,168 | 19,682,964 |
平成21年度 | 3,855,282 | 428,745 | 15,624,582 | 19,908,609 |
平成22年度 | 4,745,410 | 445,821 | 16,180,869 | 21,372,100 |
平成23年度 | 4,535,444 | 411,204 | 16,504,833 | 21,451,481 |
平成24年度 | 4,455,621 | 393,388 | 16,697,352 | 21,546,361 |
平成25年度 | 4,229,843 | 386,965 | 17,249,602 | 21,866,410 |
平成26年度 | 3,588,761 | 542,881 | 17,994,428 | 22,126,070 |
平成27年度 | 3,707,741 | 512,786 | 18,522,802 | 22,743,329 |
平成28年度 | 3,414,547 | 494,583 | 18,616,823 | 22,525,953 |
平成29年度 | 3,356,666 | 510,897 | 18,516,984 | 22,384,547 |
平成30年度 | 3,949,371 | 533,654 | 18,734,281 | 23,217,306 |
令和1年度 | 4,513,692 | 531,179 | 18,241,991 | 23,286,862 |
令和2年度 | 5,087,868 | 508,989 | 18,127,419 | 23,724,276 |
令和3年度 | 9,863,110 | 497,781 | 18,363,920 | 28,724,811 |
令和4年度 | 10,284,823 | 487,270 | 18,475,783 | 29,247,876 |
令和5年度 | 11,337,927 | 446,070 | 20,261,493 | 32,045,490 |
令和6年度 | 10,957,100 | 422,021 | 20,973,731 | 32,352,852 |
○標準財政規模・算入公債費等の額(単位:千円)
決算年度 | 標準財政規模 C | 算入公債費等の額 D |
平成19年度 | 12,982,305 | 1,169,881 |
平成20年度 | 13,135,658 | 1,227,203 |
平成21年度 | 13,231,364 | 1,278,623 |
平成22年度 | 13,704,049 | 1,340,301 |
平成23年度 | 13,725,052 | 1,411,683 |
平成24年度 | 13,345,563 | 1,446,104 |
平成25年度 | 13,544,634 | 1,499,860 |
平成26年度 | 13,483,398 | 1,589,366 |
平成27年度 | 13,654,382 | 1,575,288 |
平成28年度 | 13,513,700 | 1,584,040 |
平成29年度 | 13,355,617 | 1,536,331 |
平成30年度 | 13,261,892 | 1,547,110 |
令和1年度 | 13,265,424 | 1,553,463 |
令和2年度 | 13,681,295 | 1,570,039 |
令和3年度 | 14,210,638 | 1,522,274 |
令和4年度 | 13,722,919 | 1,487,185 |
令和5年度 | 13,780,714 | 1,376,898 |
令和6年度 | 14,353,211 | 1,386,091 |