鳴門市借金時計
鳴門市の市債(借金)は、いくらあるのか?なぜ必要なのか?をお知らせします。
なぜ必要なのでしょう?
市債にはどういうものがありますか?
市債には、大きく分けて次の2種類があります。
■道路や公園、学校や下水道など公共施設の整備をするためのもの
■国の制度により地方税や地方交付税のかわりに発行するためのもの
です。国の赤字国債とは異なり、地方には、自治体の財政が赤字になったとしても、その補てんのために自由に市債を発行することは許されていません。
公共施設を整備するために、どういう収入を使っているのでしょうか?
市は、大切な仕事の一つとして、道路や公園、学校やごみ処理施設、下水道などの整備を行っています。
整備には多くの費用が必要ですので、市税などのほか、国や県からの補助金を活用するとともに、その一部について、市債を発行することでまかなっています。
市債はどういう役割をはたしているのでしょうか?
公共施設は、現在、利用している市民の皆さんだけでなく、将来にわたって多くの方々が利用します。
整備する費用をそのとき収入した市税などで一度に払ってしまうと、その時点の人は、自分たちがその時に受けられるサービスを削って、後に使う人のためにも収入を使わなければなりません。
市債を発行することで、後に使う人にもその一部を負担してもらうことができ、比較的公平な負担となります。
市債は住宅ローンと一緒なの?
皆さんが住宅ローンを借りて家を建てるように、市が公共施設を整備するときには市債を発行して整備します。
一般の住宅の建設とは異なり、市の公共施設の整備は毎年行われます。
したがって、毎年、新たな施設整備のために市債が発行されますが、一方では、過去に発行された市債の返済をしていますので、その年々で残高が増減します。
また、市債の中には、国の制度として後年度に地方交付税で補てんされるものが多く(全体の4~5割)含まれており、それを除いたものが、一般的に言う純粋な借金と考えることができます。
収入との比較は?
上記の地方交付税で補てんされる額を除いた残額で考えると、全体で約190億円が残高となります。本市の標準財政規模(サラリーマンで言えば、「所定内給与」にあたる)約140億円と比較すると約1.4倍になります。
一般的に言うと、「年収500万円のサラリーマンが、約700万円の借金残高をもっている」ことになります。