【注意喚起】車の故障・事故。動揺とスマホ頼りにつけ込む詐欺手口に注意‼

公開日 2025年03月28日

ウェブサイトでは適正かつ低額な料金でロードサービスを行うかのように表示し、実際には高額な料金を請求する事業者に関する注意喚起

  令和6年夏以降、ロードサービス事業者のウェブサイト上で、「基本料金 3,980円(税込)~」、「業界
最安水準で対応可能」、「基本料金7,980円   1,980円税込~」などの表示を見た消費者が、適正かつ低額
な料金でロードサービスが利用できると思い当該サービスを依頼したところ、実際には高額な料金を請求
されたといった相談が、各地の消費生活センターなどに数多く寄せられています。
 消費者庁が調査を行ったところ、大和商会及び関東バッテリートラブルセンターと称する事業者(以下
併せて「本件事業者」といいます。)が、消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがある行為
(虚偽・誇大な広告・表示)を行っていたことを確認したため、消費者の皆様に注意を呼び掛けます。


本件事業者の概要
(1)大和商会
    

名称   

大和商会  

所在地

埼玉県草加市瀬崎3-22-3
  代表者   宮澤 和宏
  ウェブサイトの名称 CARお助けサービス
   URL https://www.kinkyuu-support10.com

(2)関東バッテリートラブルセンター

名称  

関東バッテリートラブルセンター 

所在地

東京都新宿区西新宿3-3-13
  代表者 岩田 健人
  ウェブサイトの名称 関東バッテリートラブルセンター
   URL https://www.speed-rescue.com

(注1)本件事業者が運営するウェブサイトに掲載されていた内容です。
(注2)同名の別会社又は類似したウェブサイトと間違えないよう御注意ください。

皆様へのアドバイス
〇  まずは契約している損害保険会社や保険代理店、ロードサービス会社に連絡しましょう。
    自動車等の故障や事故等といった不測の事態が発生した場合は、まずは自分や周囲の安全を確保し
        て、十分に落ち着いてから、契約している損害保険会社、保険代理店、ロードサービス会社などに
        連絡をしましょう。普段と違う自動車等を運転している場合など契約状況が分からない場合は、自
        動車等の所有者や家族、自動車ディーラーなどに確認をしましょう。
〇 インターネット検索結果で「上位」だからといって信用できるとは限りません。
     本件ウェブサイトが表示されたインターネットの検索結果は、本件事業者が広告費用を支払って、リ
       スティング広告として表示されたり、上位に表示されたりしていたものであることが確認されていま
       す。
     検索結果が上位のサイトは、信頼性の高いサイトであるなどのイメージがありますが、「広告(スポ
       ンサー)」として上位に表示される(別紙2(参考)参照)こともあるので、必ずしも信用できるわ
       けではありません。検索結果の上位に表示されているということだけで信用することなく、ウェブサ
      イトに表示された料金が不自然に安すぎないかといった中身をよく吟味するなどして適切に取捨選択
      しましょう。
〇 具体的な作業内容に基づく見積書を確認し、過大で高額な請求をされないようにしましょ
  う。

     作業内容や料金について十分な説明がされないまま作業され、高額請求をされることがないように、
       作業前に、具体的な作業内容を確認の上、見積りを依頼しましょう。
〇 ウェブサイトの表示額と請求額とが大きく異なる場合は、クーリング・オフができる可能
  性があります。

     ロードサービスの対応を依頼した事業者とその場で契約した場合、ウェブサイトに表示されている料
       金と実際の請求金額とが大きく異なる場合などは、訪問販売に関する特定商取引法の規定によるクー
       リング・オフ等が適用できる可能性があります。困ったときは、最寄りの消費生活センター等に相談
       しましょう。
    消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがある悪質な行為に利用されるウェ
  ブサイトなどは、より巧妙なほかのものに変化していく可能性もありますので、本件で使
  用されていたURL以外のものにも注意が必要です。



消費者庁公開_詐欺情報に関するチラシ                                                                                                                              

※ 事例の詳細及びアドバイス等は以下の消費者庁公表資料をご確認ください

    消費者庁公開情報_ロードサービスの高額請求事業者に関する注意喚起_[PDF:2.92MB]

※  一人で悩まず誰かに相談、「188(いやや!)」へ電話してみましょう!
     何気なく見ているウェブサイト上に表示される広告を入口として、消費者を欺く手口は多様になっています。
     上記のアドバイスを参考にしながら自分で気付く力を養うようにしましょう。
     少しでも変だなと思ったらそこで立ち止まって、必ず誰かに相談するようにしましょう。 

                                                         
※ 取引に関して不審な点があった場合は、お金を支払う前に消費生活センターや
    警察に相談しましょう

【相談窓口】  
    
消費者ホットライン 188(いやや!)
お住まいの地域の消費者センターにつながります
     鳴門市消費生活センター うずしお会館4階(月~金曜日)9時30分~15時30分
                 TEL(088)686-3776

     徳島県消費者情報センター (土・日にご相談されたい方)9時~16時
                   TEL(088)623-0110    
     警察相談専用電話      #9110

 

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