ウェブサイト上では適正かつ低額な料金で駆除作業を行うかのように表示 しているが、実際には高額な料金を請求するゴキブリ駆除業者に関する注意喚起!!

公開日 2024年10月02日

ゴキブリ駆除業者のウェブサイト上で、消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがある行為(虚偽・誇大な広告・表示)を行っていたことを確認したため、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛けます。

令和6年4月以降、ゴキブリ駆除業者のウェブサイト上で、「関東エリア 最安レベルに挑戦! 追加料金一切なし! 税込550円~」、「シンプル料金&明朗会計」、「駆除作業の面積に応じた料金」などの表示を見た消費者が、適正かつ低額な料金でゴキブリ駆除ができると思い駆除作業を依頼したところ、消費者宅に訪問した作業員の作業内容に照らして過大といえる高額な料金を請求されたといった相談が、20 代及び30 代の女性を中心に、各地の消費生活センターなどに数多く寄せられています。

【本件事業者の概要】 

名     称

かぶしきがいしゃ オービスタル プライド

株式会社ORBITAL PERIOD     
(法人番号2010401128676)

所   在   地 東京都豊島区東池袋一丁目31 番10 号
代表取締役 吉川 孝子
ウェブサイトの名称 害虫110 番
URL http://pest-insectrap.com

(注)同名の別会社又は類似したウェブサイトと間違えないよう御注意ください。

【具体的な事例の内容】
(1) 自宅でゴキブリを発見するなどして困っている消費者がインターネットで検索し、検索結果の上位に
   表示された「害虫110 番」と称する本件事業者が運営するウェブサイト(以下「本件ウェブサイト」
     といいます。)を見つけます。消費者は、本件ウェブサイトの以下のような表示を見て、適正かつ低
     額な料金でゴキブリを駆除してもらえるという印象を持ちます。
        ● 「出張見積り 0円」
        ● 「関東エリア 最安レベルに挑戦! 追加料金一切なし! 税込550円~」
        ● 「こんな害虫でお困りですか? 突然出てくるゴキブリ 550円~」
        ● 「シンプル料金&明朗会計」
        ● 「出張費0円 お見積り0円 深夜料金0円 休日料金0円+駆除作業の面積に応じた料金 関東エリ
              ア最安に挑戦!550円~」

(2) 消費者が連絡すると、コールセンター等につながります。

(3) 消費者宅を訪問した作業員はゴキブリ駆除作業を開始するとともに、ゴキブリに対する気持ち悪さや
     不安感をあおる説明をします。

(4) 作業員は追加作業が必要と説明した上、高額な作業料金に躊躇(ちゅうちょ)する消費者には更にゴ
     キブリに対する気持ち悪さや不安をあおる説明をします。

(5) 最終的に、作業内容に照らして過大といえる高額な料金を請求します。

【消費者庁から皆様へのアドバイス】
○ 極端に安い料金を表示するウェブサイトには注意しましょう。

 ウェブサイト上で極端に安い料金を表示している場合、追加作業が必要と説明するなどした
 上、高額な作業料金を請求してくることがありますので、注意しましょう。
 実際に依頼する場合は、会社概要や所在地、駆除作業の実績等をチェックして信頼性の有無
 を確認して選択しましょう。

○ ゴキブリを発見してもパニックにならず、まずは冷静になりましょう。
 自宅にゴキブリが出たからといってパニックになることなく、まずは冷静になりましょう。
 自宅を訪問する作業員は、あなたがゴキブリを苦手だと分かっており、あなたの不安をあお
 るような説明をした上で作業内容に見合わない高額な作業料金の請求を行ってくることがあ
 りますので、請求金額を曖昧にされないように、作業前に必ず見積書を作成してもらい、冷
 静に作業内容と料金を確認しておきましょう。見積書を見て依頼しないことにしたにもかか
 わらず、居座って契約するまで帰らない等のトラブルに遭ってしまったら、警察や家族など
 に連絡をして一人で対応することはやめましょう。
 なお、万が一のことに備えて市販の駆除剤や殺虫剤等を準備するなどしておくことも検討し
 ましょう。

○ ウェブサイトの表示額と請求額が大きく異なる場合は、クーリング・オフができる可能性が
 あります。

 特定商取引法上の訪問販売に該当する場合は、契約(申込み)のための書面を受け取った日
 から数えて8日以内であれば、クーリング・オフ(無条件での契約解除)をすることができ
 ます。また、消費者から訪問を要請した場合であっても、ウェブサイトの表示額と請求額が
 大きく異なる場合は、クーリング・オフができる可能性があります。
 困ったときは、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。

 

  事例の詳細およびアドバイス等は下記の公開資料をご確認ください。

        【消費者庁】公表資料[PDF:1.88MB]

取引に不審な点があった場合は、お金を支払う前に消費者センターや警察に相談しましょう
  【相談窓口】
     鳴門市消費生活センター (088)686-3776
      警察相談専用電話     #9110

 

 

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