【注意喚起】大手通信会社の名称をかたり、未納料金の名目で金銭を支払わせようとする架空請求

公開日 2024年06月13日

架空請求による財産被害に関する注意喚起 

令和5年7月以降、消費者の携帯電話等に、大手通信関連会社の「NTT ファイナンス」又は「NTT」の名称をかたり、国際電話番号等から自動音声ガイダンスや着信があるほか、SMSによるメッセージで「未納料金があります」などと何らかの料金が未納であるかのように告げられたため、消費者が、自動音声ガイダンスの案内に従って携帯電話を操作したり、指定の電話番号に折り返すと、会員サイトやアプリケーションの利用料金名目で「支払われていない」、「このまま支払わないと裁判になる」などと説明され、プリペイド型電子マネーによる支払を請求された、といった相談が各地の消費生活センター等に数多く寄せられています。

消費者庁が調査を行ったところ、「NTT ファイナンス」又は「NTT」の名称をかたる事業者について、消費者の利益を不当に害するおそれのある行為を行っていたことを確認したため、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する情報を公表し消費者の皆様に注意を呼びかけます。

_本件事業者の概要等_
本件事業者が消費者にかたっていた名称は下表のとおりです。

消費者にかたっていた事業者の名称 未納の理由とされた会員サイト等の名称
「NTT ファイナンス」、「NTT」 「セリア」、「バニラ」、「スマート」、「スリム」、「スノウ」

(注1)本件事業者の実体は不明です。
(注2)実在するNTT ファイナンス株式会社や日本電信電話株式会社(略称は「NTT」)は、本件とは全く無関係です。

 

_具体的な事例の概要_

(1) 国際電話番号等から、「NTT ファイナンス」又は「NTT」の名称をかたって、未納料金があると告げる 
(2) 会員サイトやアプリケーションの利用料金が未納であると説明 
(3) 未納料金を支払わないと「裁判」になる、「法的措置」を採ると説明 
(4) 未納料金の支払方法として電子マネーによる支払を指示
(5) 更なる未納料金名目の支払を請求

※ 詳細等は以下の消費者庁公表資料をご確認ください。

    消費者庁公表資料(架空請求)[PDF:1.27MB]

_身に覚えがないなら、、電話を切ってください!_

 電話を切れば、それで終わりです。何の心配もありません。
 それでも、やっぱり不安な場合は、消費生活センターや警察に相談してください。
  

_相談窓口_

   消費者ホットライン 188「いやや!」(最寄りの消費生活センター等をご案内します。) 
 鳴門市消費生活センター (088)686-3776
 警察相談専用電話  #9110

  


 

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