公開日 2023年10月05日
棺内のドライアイスによる二酸化炭素中毒に関する注意!
ドライアイスは、食品の保冷輸送など様々な場面で利用されている消費者に身近な冷却剤です。氷よりも温度が低く、液体にならず食品等が濡れることがないため便利ではあるものの、取扱いによっては事故につながるおそれがあります。
皮膚との接触による凍傷や、密閉容器内でドライアイスが気化(昇華)して内圧が高まり破裂したことにより負傷する等の事故がこれまで発生していました。
この度葬儀の際、ご遺体の保冷目的で棺(ひつぎ)内に置かれていたドライアイスによる二酸化炭素中毒が疑われる死亡事故の情報が消費者庁に寄せられました。
棺内に二酸化炭素が滞留し、高い濃度となっている場合、顔を近づけて息をすると、二酸化炭素が高濃度に存在する空気を吸入してしまう危険性が高まると考えられます。
葬儀の際、ご遺体を安置する環境においては、以下に注意しましょう。
棺の中に顔を入れないこと
室内の換気を十分に行うこと
線香番などで一人にならないこと
気分が悪くなったらすぐに棺から離れ、異常があれば直ちに119 番通報を
不明なことがあれば葬儀業者に確認を
事例の詳細等は以下の消費者庁公表資料をご確認ください。
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