【注意喚起】ウエブサイト上では低額な料金を表示しているが、実際には高額な料金を請求するトイレの詰まり修理業者に関する情報

公開日 2023年08月30日

高額請求するトイレの詰まり修理業者

令和4年夏以降、トイレの詰まり修理を提供する事業者のウェブサイト上の「水漏れ・
つまり修理 関東最安値 220 円(税込)~」などの表示を見た消費者が、低額な料金で      
トイレの詰まり修理が受けられるものと思い修理を依頼したところ、追加工事が必要などと 
言われ、高額な料金を請求されたといった相談が、各地の消費生活センターなどに数多く
寄せられています。
消費者庁及びさいたま市が合同で調査を行ったところ、RS設備と称する事業者(以下
「本件事業者」といいます。)による、消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそ
れがある行為(虚偽・誇大な広告・表示)を確認したため、消費者安全法(平成21 年法
律第50 号)第38 条第1項の規定に基づき、消費者被害の発生又は拡大の防止に資する
情報を公表し、消費者の皆様に注意を呼び掛けます。

本件事業者の概要

屋号 住所 ウェブサイトの名称・URL
RS設備 東京都台東区東上野4-17-7-602
留 志賢
「水の関東24」
(http://mizunokanto.com/)

 

                                                                                                                                                                                                       消費者庁から皆様へのアドバイス】                                      

ウェブサイトに表示された低額な料金をうのみにせず、依頼する前に、作業内容や
料金を確認しましょう。

本件事業者はウェブサイトで低額な料金を表示し、一般的な料金よりも低額な料金で
トイレ修理が受けられると思わせていました。インターネットで検索をすると、他にも
低額な料金を表示するウェブサイトは存在します。これらが全て悪質業者というわけで
はありませんが、表示された料金で修理作業が完了するとは限りませんので注意が必要
です。会社概要や所在地、水道局指定業者か否かなどをチェックして、信頼のおける事
業者かを確認しましょう。
自宅に来た作業員は信頼できる作業員でしょうか。作業内容や請求された料金に納
得できないときは、その場で料金を支払うことに慎重になりましょう。

自宅に来た作業員は、依頼した事業者から委託を受けた別の事業者から派遣されてく
ることもあります。後にトラブルになった場合のためにも、まずは自宅に来た作業員の
身元をしっかりと確認し、作業手順やどこが詰まっているのかなどの説明を受けて、見
積りを示してもらい、高額だと感じた場合は他の事業者にも料金を問い合わせてみるな
どしてみましょう。
また、悪質業者は作業をしながら次々と工事を追加し高額な料金を請求します。事前
に説明のなかった修理作業の費用が計上されていたりして、作業内容や請求された料金
に納得できないときは、家族に相談するなどと伝え、その場で料金を支払うことに慎重
になりましょう。
トイレが詰まってしまっても慌てずに、まずは冷静になりましょう。
トイレが詰まっても慌てずに、まずは冷静になりましょう。普段から、簡易トイレを
数日分備蓄しておいたり、信頼のおける事業者を探しておくとよいでしょう。
ウェブサイトを見て修理依頼した場合であっても、クーリング・オフできる可能性
もあります。
ウェブサイトの低額な料金を見て訪問修理を依頼したにもかかわらず、実際には消費
者のお宅において高額な修理の勧誘を受けて契約した場合、クーリング・オフできる可
能性もあります。

     一人で悩まないで!
                                           


相談窓口のご案内

  ◆ 消費者ホットライン(最寄りの消費生活センターなどをご案内します。)
                 局番なし  「188(いやや!)」
   鳴門市消費生活センター (088)686-3776

  ◆ 警察相談専用電話     局番なし 「#9110」

            
   ※ 報道発表資料については消費者庁ウェブサイトで御確認ください。
        (URL) https://www.caa.go.jp/notice/entry/034319/