【注意喚起】オンラインモールなどの取引デジタルプラットフォーム(DPF)上で販売されている浄水カートリッジの模倣品に注意してください!

公開日 2023年02月09日

 令和2年9月以降、「Amazon.co.jp」や「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」(3つのDPFを併せて「3DPF」といいます。)やフリーマーケットサイトなどで、浄水カートリッジの模倣品が流通しています。

 これに対し、浄水器メーカー等が会員となり構成される「一般社団法人浄水器協会」や浄水カートリッジの製造販売を行っている各メーカーは、自社のウェブサイトにおいて、浄水カートリッジの模倣品の流通について注意喚起を行うなどし、対策に取り組んでいます。

 一方で、模倣品の中には極めて精巧に製造されているものも多くなり、模倣品を使っていても日本の水道水が飲用可能なほど良質であることもあって、模倣品に気付かない場合が多いと考えられ、多くの模倣品が流通しているのが現状です。

                                    

【消費者庁による調査】                                                   

(1)浄水カートリッジの模倣品を販売していた事業者

 消費者庁が、リクシルが製造販売を行っている浄水カートリッジを対象に調査を行った結果、3DPFにおいて以下のとおり模倣品が確認されました。

 

(2)浄水カートリッジの模倣品の特徴について

●販売ページに不自然な表示がある

DPF上の販売ページに表示されている「ブランド名」が、正規のブランド名である「LIXIL」「INAX」となっていないなど。

●正規品に比べ販売価格が相当程度安い

●パッケージの箱等の印字に誤字等がある

●パッケージの箱等に記載されているロット番号が印刷されている。

模倣品のロット番号は印刷されているのに対し、正規品のロット番号は刻印(数字等の部分に凹凸感があります)されており、印刷ではありません。

●商品の発送に不自然な点がある

模倣品は海外から発送されてくることがあります。また、パッケージの箱から出された状態で発送されてくることがあります。

●内部の材質がセラミックではない

●水栓に入らない、入りにくい

                               

【消費者庁からのアドバイス】

◆DPFを利用した取引では、事業者選びに慎重になりましょう

 DPF上に出店する事業者の中には、模倣品を販売する事業者も少なくありません。「有名なDPFに出店しているから信用できる」「自分は大丈夫」といった考えは持たず、メーカーのウェブサイトで模倣品が流通していないかや事業者の情報等を入念に確認するなどしてから購入するようにしましょう。

◆販売価格が安価なものは特に注意してください

 メーカー希望小売価格よりも販売価格が相当程度安価であることは、模倣品の大きな特徴の一つです。販売価格が安価である場合は、①販売ページの商品説明等に誤字や不自然な点はないか、②商品の発送元、③事業者の評価点、④商品レビュー等を確認するなどし、少しでも不審な点がある場合は購入しないようにしましょう。

◆パッケージの箱に誤記がある場合や配送方法に違和感を覚えた場合には、使用する前にすぐにメーカー等に確認し、使用後に違和感を覚えた場合は、すぐに使用を中止しましょう。

 DPF上で注文し、その後実際に届いた場合は、①商品の発送元、②浄水カートリッジの梱包方法、③パッケージの箱の印字等に不審な点がないか確認しましょう。少しでも違和感を覚えた場合は、メーカー等に確認しましょう。

 また、模倣品のパッケージの箱等は非常に精巧に作られており、外観からは模倣品と気付くことが難しいものもあり、使用して初めて違和感を覚える可能性もあります。その場合は、すぐに使用を中止しましょう。                          

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                       

                                                                               

                事例の詳細及びアドバイス等は以下の公表資料をご確認ください。 

                          消費者庁資料[PDF:918KB]              

           
取引に関して不審な点があった場合は、お金を支払う前に消費生活センターや警察に相談しましょう                                   【相談窓口】
 鳴門市消費生活センター (088)686-3776
 警察相談専用電話     #9110

 

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