水道水等の水質

水道水ができるまで

水源から蛇口まで

高知県早明浦ダム→吉野川→旧吉野川→鳴門市浄水場

川や湖の水、地下水などは、そのままでは飲めません

そこで浄水施設で安心して飲める水に浄水処理して、皆さんのご家庭へお届けしています。

水源から蛇口まで

 

浄水工程図

 

水質Q&A

赤い水が出る

洗濯物が赤くなる

白い水が出る

魔法瓶等の底に白い付着物ができる

塩素臭(カルキ臭)

水の軟水と硬水の違い

水道水の主な成分

水道水の保存期間

水道水をおいしく飲むには

水質監視用飼育水槽とは

 

赤い水が出る

赤い水

【原 因】

給水管や配水管内壁に付着した鉄錆などが、管内での長時間の停滞と流速の変化により剥離し、赤水となります。

  1. 出し始めだけの場合、給水管に起因し、管の老朽化が軽度のものです。
  2. 常時出る場合、給水管の老朽化が著しい場合等が考えられます。
  3. 突発的であった場合、火災発生による消火活動のための放水や配水管工事に伴う断水等の場合、管内の水道水の流れの速さ、向きの変化により、本管内面に付着した鉄錆が流れ出ることが考えられます。

 

【対 策】

1の場合は、出し始めの水をしばらく放水してから使用してください。

2の場合は、給水管の取替え等が必要となります。

3の場合で、工事終了後や消火活動終了後、しばらく放水しても赤水が解消されない場合は、水道事業課へご連絡ください。

 

なお、配水管工事に伴い断水する地域及び濁水の発生が予測される地域は、あらかじめ工事案内によりお知らせしておりますが、断水または濁水が発生する時間帯は水道の使用を避け、工事終了後、水質が安定するまでしばらく放水してください。

 

【その他】

鉄は人体の必須元素であり、過剰摂取した場合も排泄されるために健康障害をおこすことはありません。

ただし、濃度が高くなり過ぎると濁りや色度が高くなり、これを飲んだ場合、金気臭や苦味を伴うこともあります。(0.3mg/L以上)

錆の発生しにくい材質として、ステンレス管、架橋ポリエチレン管、ポリブデン管などがあります。

なお、放水する水は、庭の散水などの雑用に使用すると経済的です。20mm管で毎日3分間放水した場合、使用量は年間約20m3になります。

※水質基準:鉄 0.3mg/L以下であること。

 

洗濯物が茶色になる

【原 因】

赤水を洗濯に使用していると着色することがあります。

 

【対 策】

鉄、マンガンは酸化物であるため、酸化漂白剤(塩素系,酸素系)は不適当です。

赤水が発生しているときは、洗濯を控えてください。

 

白い水が出る

【原因】

配水管工事や給水工事などにより、管内に空気が入り、水圧により水中に空気が溶け込み、水道水が白く濁ることがあります。

白い水

 

【対策】

水道水を入れた容器を静置しておくと底の方から徐々に透明になります。衛生的に全く問題はありません。

 

やかんや魔法瓶の底に白い付着物ができる

魔法瓶

【原 因】

水道水に含まれるカルシウムなどの硬度成分等が付着し析出したものです。

 

【対 策】

定期的に洗浄を行わないと発生します。

 

【その他】

白い付着物はミネラル成分であり、安全性に問題はありません。

 

塩素臭(カルキ臭)がする

【原 因】

 水道水には、消毒のために塩素が注入されています。この塩素は、適正な濃度になるように注入されています。

 気温や体調で塩素臭を強く感じることがありますが、異常ではありません。塩素のにおいは細菌の存在しない安全な水であることを示しています。

 

【対 策】

 家庭でおいしく水を飲むには、次の方法が考えられます。

 1.冷やすことにより塩素臭が気にならなくなります。

 2.前日の晩に汲み置きするか、5分ほど煮沸すると塩素のにおいが気にならなくなります。

 

【その他】

 水道法の規定により、給水栓(蛇口)での水道水中の遊離残留塩素を0.1~1.0mg/Lに保持することが義務付けられています。

 鳴門市内(6箇所)で市民の方にお願いし、塩素濃度を毎日測定し、適正に管理しています。

 

水の軟水と硬水の違いは

水の軟水と硬水の違いを決めるのは「硬度」です。

 

硬度とは、水の中のカルシウムとマグネシウム(ミネラル分)の量を示すものです。

硬度の低いもの(ミネラル分が少ないもの)を軟水、硬度の高いもの(ミネラル分が多いもの)を硬水といいます。

鳴門市の水道水は、硬度40~50(mg/L)の軟水です。

硬度は主に地質に由来するものです。

例えば、日本の川の水は短くて急流が多いため、ミネラル分をあまり含まない軟水となります。

一方、ヨーロッパのセーヌ川などの水は、長い距離をゆっくり流れるため、ミネラル分がたくさん溶け込んだ硬水となります。

また、硬水で石けんを使うと泡立ちが悪く、洗浄効果が低下します。海外旅行先でシャンプーの泡立ちが悪いと感じることがあったら、そこの水は硬水の可能性があります。

 

軟水・硬水の目安

水の種類 硬度(mg/L)
軟水 0から60未満
中程度の軟水 60から120未満
硬水 120から180未満
非常な硬水 180以上

※上記の表は、「WHO(世界保健機構)の飲料水の水質ガイドライン」によるものです。

 

水道水の主な成分は

水道水の代表的な成分としてカルシウムやマグネシウムなどのミネラルがあります。

これらの量が多いと苦味・渋味・塩味などが強くなり、適度に含まれるとコクのあるまろやかな味がします。

ミネラル成分などを全く含まないとしたら水はおいしくありません。

含まれる成分の量とバランスによって水の味は微妙に変わります。

 

水道水が「おいしくない」と思われるときは、次の理由が考えられます。

(1)水温が高くぬるい水は「おいしくない」と感じる。(特に夏期)

(2)塩素臭(カルキ臭)がする時がある。

 

水道水の保存期間は 

密閉できる容器を使用し、冷暗所で保管した場合、水道水の保存期間は約3日間です。

水道水は、病原菌で汚染されることのないように塩素で消毒してありますので、塩素があるうちにおいては細菌は繁殖しません。

しかし、塩素はなくなりやすいので、3日間を目安として水の交換をしてください。 

 

水道水をおいしく飲むには

【冷蔵庫で冷やします】

水がおいしく感じられる温度は10℃~15℃くらいといわれています。

水道水はご家庭まで長い水道管を通っていきますので、夏場はこの温度でお届けすることができません。

普段、ミネラルウォーターを飲むときと同じく、冷蔵庫で冷やすと清涼感が増しておいしく飲むことができます。

但し、消毒用の塩素はなくなりやすいので、3日ごとに水を交換してください。

 

【塩素のにおいを取り除きます】

水道水は皆様に安全な水をお届けするために「次亜塩素酸ナトリウム(塩素剤)」という消毒剤を加えています。

水をやかんなどで沸かし、ふたを開けて5分ほど沸騰させると塩素がなくなります。

その後冷ましてから冷蔵庫で冷やすとおいしく飲むことができます。

但し、沸騰させると消毒効果はなくなりますので、1日くらいで使い切ってください。

 

◆おいしい水について

一般的に水がおいしいと感じるのは、おいしくする成分(ミネラル、炭酸ガスなど)が適度に含まれているからです。この含有成分に加え、最も大切な要因が水温と言われています。

おいしい水の要件として、1985年4月に厚生省(現厚生労働省)の諮問機関「おいしい水研究会」がまとめた「おいしい水の要件」があります。

 

「おいしい水」の要件

項目 指標 内容
水温 20℃以下 おいしい水の判断基準として、水温は重要な要素の一つです。水温10~15℃位が、最もおいしく飲める温度と言われています。
残留塩素 0.4mg/リットル以下 水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味を損ないます。
硬度 10~100mg/リットル ミネラルの中で量的に多い、カルシウムとマグネシウムの含有量の合計を示します。硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いがでます。マグネシウムの多い水は苦味が増します。
蒸発残留物 30~200mg/リットル ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄などの含有量を示します。量が多いと渋味が増し、適度に含まれるとコクのあるまろやかな味になります。
遊離炭酸 3~30mg/リットル 水に溶け込んでいる二酸化炭素のこと。地下水などに多く含まれ、さわやかな味を与えます。あまり多くなると刺激が強くなり、清涼感が失われます。
過マンガン酸カリウム消費量 3mg/リットル以下 有機物の量を示し、多いと渋味がつきます。多量に含むと、浄水過程の塩素使用量に影響を及ぼし、水の味を損ないます。
におい 3以下 腐敗性臭気、カビ臭、金属臭などのにおいの度合いを示します。

※なお、上記の「おいしい水」の要件は、水道法による水質基準ではありません。

 

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水質監視用飼育水槽とは

水質監視用飼育水槽

鳴門市の浄水場では、水道水のもととなる旧吉野川の水を循環させた水槽に金魚を飼育し、水質異常の有無を監視しています。

この監視方法は、水質に異常があった場合に、魚が異常行動を示すことを利用しており、農薬や重金属等、生き物に有害な物質による水質異常を早期に発見することができます。

鳴門市浄水場では、お客さまに安全で安心な水をお届けするために、身近な生き物の助けも借りて水質を監視しています。