平成13年度当初予算

一般会計 217億5,200万円

 平成13年鳴門市議会第一回定例会が3月2日から3月23日まで開かれ、平成13年度一般・特別・企業の各会計当初予算案や条例改正案など76議案が審議、議決されました。13年度の一般会計当初予算は217億5,200万円で、前年度に比べると2億6,400万円(1.2%)の減少となっています。予算の編成方針や概要は次のとおりです。

予算編成方針

 本市の財政状況は、財源として大きく依存してきたモーターボート競走の売り上げ低迷によって一般会計への繰り入れが困難な状況となり、多額の財源不足を基金繰入金で補てんするという非常に厳しい財政運営を余儀なくされています。

 このため、引き続き事務事業の効率化による経費の節減をはじめ、行政改革実施計画の着実な実施などによる財政構造の改革に向けた取り組みが重要な課題です。しかしながら、ゴミ処理問題など市民生活に密着した施策への対応や将来の発展のために欠かすことのできない基盤整備には、より積極的な対応が求められています。また「財政再建団体」への転落は何としても回避しなければなりません。

 平成十三年度予算については、真の財政健全化に向けて踏み出す第一歩の予算として位置づけ、限られた財源を重点的・効率的に配分することによって、こうした厳しい現状を乗り越え、明るい鳴門市の未来を築くために必要な施策を着実に実施する予算を編成しました。



歳入:財源不足を基金の取り崩しで補てん

 歳入(グラフ1)の三分の一以上を占める市税のうち、市民税は前年度の課税実績などから前年度より千八百万円(〇・五%)多い三十四億七千百万円を計上しています。固定資産税は、土地の負担調整措置などによる増収を見込み、前年度比六千百万円(一・五%)多い四十億九千三百万円となっています。市税全体では前年度より八千三百万円(一・〇%)多い八十億六千三百万円を計上しました。

 諸収入のうちモーターボート競走事業会計からの繰入金は、売り上げ低迷による厳しい収支見込みなどを考慮し、前年度より大幅に減額して九千万円(グラフ2)としました。

 競艇事業会計からの繰入金減少による財源不足を補うため財政調整基金を十億円取り崩したのを含め、ふるさと活性化基金など六基金から合計十九億五千二百十二万円を繰り入れました。これにより財政調整基金の残高(グラフ2)がほぼ底をつくという深刻な状況になっています。





歳出:義務的経費が減少し、投資的経費が増加

 歳出を性質別に見ると(グラフ3)、職員の給料などの人件費や生活保護世帯などに支給される扶助費、市債の返済などに充てるための公債費といった義務的経費の合計は、前年度より一億九千六百七十五万円(△一・五%)少ない百二十七億七千三百七十一万円となっています。

 「まちづくり」のためのお金である投資的経費は、「高速鳴門」バス停留所周辺整備事業や四国横断自動車道周辺対策事業などの事業費を計上し、前年度よりも二億七千七十二万円(一〇・七%)多い二十八億九百六万円となっています。

 目的別(グラフ4)では、介護保険事業・国民健康保険事業・老人保健事業の各特別会計への繰出金のほか、少子高齢化対策事業に必要な経費などの民生費が六十六億六百九十万円で全体の三割を占めています。

 次いで青少年の健全育成のための教育費、高度情報化への対応策などの総務費、借入金返済のための公債費、ゴミ減量化推進などに使う衛生費……の順となっています。





特別会計
会   計
予 算 額
対前年度増減額
増減率(%)
国民健康保険事業
58億1,552万円
2億8,461万円
5.1
老人保健事業
75億4,018万円
9,112万円
1.2
介護保険事業
38億7,831万円
4億5,519万円
13.3
新東浜土地区画整理事業
5,085万円
△ 608万円
△10.7
公共下水道事業
2億9,774万円
新  設
公設地方卸売市場事業
6,448万円
△ 581万円
△ 8.3
住宅新築資金等貸付事業
6,062万円
△  5万円
△ 0.1
文化会館事業
1億1,415万円
△2,623万円
△18.7
光熱水費等支出
6億6,052万円
△ 514万円
△ 0.8

企業会計
会   計
予算額(支出)
対前年度増減額
増減率(%)
農業共済事業
4,155万円
△37万円
△ 0.9
モーターボート競走事業
453億2,140万円
△96億1,830万円
△17.5
病院(板東病院)事業
3億5,610万円
1,440万円
4.2
水道事業
14億1,206万円
△2,211万円
△ 1.5
運輸事業
6億2,225万円
△ 1億1,500万円
△15.6



13年度当初予算の重点項目

限られた財源を重点的・効率的に配分し
明るい未来のための施策を着実に実施




市民福祉の充実

高齢者福祉の充実


児童福祉の充実
 介護保険の給付サービスを受けられない高齢者に対する施策の充実を図ります。また、引き続き高齢者福祉の在り方について総合的な検討を行います。

◆生きがい活動支援通所事業
 ・・・・二千五百六十八万円

 在宅高齢者の生きがい対策として、従来のデイサービス事業の受け入れ施設を増やし、利用希望者の増加にこたえます。

◆高齢者マッサージ等施術券交付
 ・・・・・・三百二十万円

 高齢者の精神的および肉体的疲労の回復を促し、高齢者の心身機能の維持向上を図るため、マッサージ等の施術費の一部を助成します。

◆老人日常生活用具給付事業
 ・・・・・・・・・二百万円

 介護保険の対象とならない比較的元気な高齢者を対象に、市単独でシルバーカーやステッキの購入費用の全部または一部を補助し、外出を支援します。

◆高齢者健康指導事業
 ・・・・・・・・三百九万円

 六十五歳以上の国保加入者を対象に自動問診調査を行い、健康指導を実施します。

◆介護相談員派遣事業
 ・・・・・・二百三十四万円

 全県下に先駆けて実施している介護保険サービスに対する相談事業を引き続き行います。

◆敬老祝金の給付
 ・・・・・千七百八十四万円

 これまで七十歳以上の高齢者すべてに支給していた敬老年金を見直し、節目を迎えた高齢者に支給する祝金制度(七十七歳・八十歳=一万円/八十八歳・九十歳=二万円/九十九歳以上=三万円)に改めます。

 未来を担う子どもたちの可能性を温かく伸ばせる地域社会を構築するために、子どものまちづくりを推進します。

◆子どものまちプラン推進事業
 ・・・・・五百八十八万円

 子どものまち宣言、「子どものまち」づくり推進母体の設置、子ども会議等の開催を行い、子どもの目線に立ったまちづくりを進めます。

◆「はぐくみ徳島」実行委員会への補助
 ・・・・百二十万円

 未来を担う子どもたちの健やかな成長を願い、全県下で繰り広げられるイベントの開催を支援します。

◆放課後児童健全育成事業
 ・・・・・千三百二十一万円

 児童クラブを設置し、放課後児童の健全育成活動を行います。

◆乳幼児医療費助成事業
 ・・・・・千五百二十四万円

 三歳未満児までの医療費の無料化に加え、六歳児未満までの入院医療費を無料化します。






都市基盤整備の推進


環境対策の推進

◆「高速鳴門」バス停周辺の整備
 ・・・・・・二億九千万円

 「高速鳴門」バス停留所の坂道対策として、スロープカーを設置し、バリアフリー化を進めます。バス利用者の利便性向上や、特に高齢者や障害者等にやさしいまちづくりを目指し、玄関口としてふさわしい周辺の一体的な整備を図ります。

◆四国横断自動車道の建設促進
 ・・・・・六億三千三百六十九万円

 四国横断自動車道の建設促進のため、周辺対策事業を実施します。

◆ふるさとの川水辺空間の整備
 ・・・・・・・・・五千万円

 撫養川沿いの水辺環境を整備するため、「新しい街のときめきゾーン」等の整備を実施します。

◆街路事業
 ・・・・六千六百二十一万円

 南浜岡崎線の早期完成を目指します。

◆公共下水道事業の推進
1.高島ポンプ場建設事業
 ・・二億四千二百七十四万円
2.公共下水道整備事業
 ・・・・二千三百三十一万円

 流域下水道事業の本市施行分が始まります。

◆環境基本計画策定のための準備
 ・・・・・・百六十五万円

 環境基本計画を策定するための資料の作成や計画の枠組みについて検討します。

◆不燃ゴミの分別および県外搬出・処分
 ・・・・・三億九千五百七十四万円

 不燃ゴミの分別や県外搬出・処分を委託して行います。

◆家庭用電気式生ゴミ処理機購入補助
 ・・・・・千八十万円

 電気式生ゴミ処理機購入者に対し助成を行い、生ゴミの減量に努めます。

◆合併処理浄化槽整備事業補助
 ・・・・・・四千九十八万円

 生活排水の浄化対策として、合併処理浄化槽を整備する家庭を支援します。







活力ある地域づくりの推進


地域情報化の推進

◆広域観光テーマルートの形成
 ・・・・・七千八百五十万円

 マイカーや高速バス利用の観光客を対象とした広域観光案内板の整備やマイカー観光客が利用しやすい無料休憩所・トイレの設置と併せて、県内全域の観光地への最適ルートの情報提供を行います。

◆まちづくり支援事業補助
 ・・・・・・・・百二十万円

 市民参画型社会の実現に向け、市民自らの手で計画、実行するまちづくり事業を支援するため、自治振興会が行うまちづくりのための事業に対し補助します。

◆商店街等魅力創生事業補助
 ・・・・・・・・・六百万円

 商店街の街路灯を整備し、商店街の魅力を創生し、地域の活性化を図る事業を支援します。

◆IT講習会開催事業
 ・・・・三千五百二十一万円

 公民館等を利用し、成人を対象にインターネットや電子メールの操作など基本的な技能を習得するため講習会を開きます。

◆庁内ネットワークの整備
 ・・・・・・九百九十八万円

 パソコンを増設し、庁内ネットワークの整備を行い、地方自治体の電子化に対応します。

◆住民基本台帳ネットワークシステム導入事業・・・二千五百万円
 県内で住民基本台帳ネットワークシステムが稼働する平成十四年度を目途にシステムを整備します。

◆戸籍情報システムの導入
 ・・・・・二億二千四百万円(債務負担行為)

 戸籍の一括管理を図り、住民サービスの向上を図るため、戸籍情報システムを導入します。







教育施設の充実


国際交流の充実

◆校舎の改築等
 ・・・・一億八千八十四万円

 里浦・大津西・堀江南の各小学校講堂の騒音防止対策を実施します。また、瀬戸小学校の大規模改造事業や明神小学校の運動場拡張事業を実施します。

◆学校給食センターの建設
 ・・・・四億千四十四万円

 老朽化した大麻学校給食センターを新築移転します。

◆校内LANの整備
 ・・・・・二千百二十九万円

 十二年度に引き続き、小中学校に情報教育の環境整備を進めるため、校内ネットワークの整備を行います。

◆国際化ジュニアリーダーの交歓
 ・・・・・・・百三十万円

 ドイツ・リューネブルク市との姉妹都市の新たな展開を図るため、将来を担う青少年の相互訪問を実施します。

◆ドイチェ・ヴォッヘンinなるとの開催
 ・・・・・四百八十七万円

 「第九」演奏会の二十回目を記念して、五月三日から六月三日までをドイチェ・ヴォッヘン(ドイツ月間)と名付け、期間中、日本・中国・ドイツの三か国合同の「第九」演奏会を核として、パネルディスカッション、シンポジウム、コンサートなどのイベントを開催します。






FIFAワールドカップ
公認キャンプの誘致支援

◆誘致実行委員会への補助
 ・・・・・・・・・三百万円

 子どもたちに夢と希望を与え、本市の活性化を図るため、二〇〇二年に開催されるFIFAワールドカップの公認キャンプ誘致活動を支援します。



問い合わせ:広報広聴課
〒772−8501 徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜170
TEL:088−684−1118
E-mail:kohokotyo@city.naruto.tokushima.jp

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