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鳴門市ドイツ館館報
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「ドイツ兵俘虜関係者からの寄贈資料展」開催
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前回の姉妹都市リューネブルクでの「第1回ベートーヴェン『第九』里帰り公演」に続きまして、2003年6月に、同じニーダーザクセン州のブラウンシュヴァイクで「第2回」の公演が行われました。この催しには前回と同じく、ドイツ兵俘虜の関係者40名が招待されました。前もってお願いしてあったこともあり、今回はかなりのご家族から貴重な遺品をご寄贈いただきました。関係者もしだいにお年を召され、父や祖父の遺品が今後どのように扱われていくのかという不安から、ドイツ館にご寄託くださった方も多いようです。 これらの品々を中心に、12月初めから1月末まで特別展を開催しました。ことにコピーしかなかった『板東におけるわれわれの体操』(エリカ・ヴルコップ(オスカー・マイの娘)さん寄贈)と『俘虜生活からのまじめで陽気な詩』(ウルズラ・ウルリッヒ(アルフォンス・レッチェルトの娘)さん寄贈)の原本や、これまで手に入らなかったたくさんの写真が載っているエドムント・ギュンシュマンと、ヨハン・ディートリッヒ・クロップの2冊のアルバムなどが目を引きます。ギュンシュマンのアルバムは、息子さんの妻のユッタ・ギュンシュマンさんが贈ってくださったもので、南洋諸島の原住民や青島の要塞の様子、徳島カトリック伝道教会や板東の「下の池」での釣り風景などをパネルにしました。またクロップのアルバムは、娘のルイゼ・ヴァルネッケ=ハルトゥングさんとエンネ・ヘセさんがご寄贈くださいました。大分と習志野の生活をまとめたもので、別府の温泉見学の様子や習志野の雪景色など珍しい写真を紹介しました。 そのほか1914年12月7日に、浅草本願寺での日独戦没者追悼法要の際に撒かれた「散華」のコピー写真(ゲルハルトおよびロルフ・バルシュミーデ(カルル・バルシュミーデの息子)さん寄贈)、軍隊手帳と手書きの絵葉書(ヴァルトルート・ツィンマーマン(クルト・ツィンマーマンの息子の妻)さん寄贈)、日本側が発行した青島への「渡航許可証」の原物(ウルズラ・ウルリッヒさん寄贈)や、「MAK(膠州海軍砲兵大隊)」の文字が記されている水平帽のリボン(ユッタ・ギュンシュマンさん寄贈)などもあり、見る人を楽しませてくれました。 ご覧になった方の「感想」でも、大分の方が自分の町の知らなかった側面にふれられたと喜んでおられたり、ことに板に描いた「絵葉書」の色鮮やかさが好評でした。貴重な品々をご寄贈下さった方々に、あらためて感謝したいと思います。 なお最後の「イエキッシュさんコーナー」は、フィラテリスト(郵便切手などの収集家)として有名なイエキッシュさんがお持ちの資料から、本館にないプログラムなどをコピーさせていただいたものです。ここには、ヴュルツブルクのシーボルト博物館でコピーしたきれいなプログラムも加えました。 |
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ドイツ館での「日本における ドイツ年 2005/2006」 本年4月から来年3月までの1年間、「日本におけるドイツ年」をテーマに、ドイツの魅力を伝える多彩な催しが開かれます。明治以降憲法作りや哲学・医学などの学問分野を中心に、ドイツはわが国の発展に大きく貢献してきました。しかし第2次大戦以降は、戦後の再建を担ってきたアメリカの影響が支配的となり、お医者さんのカルテも英語に代わるなど、大きく様変わりしました。こうした状況のもとで、ことに若者の「ドイツ像」をいかにして再構築するかが、今回の「ドイツ年」の柱となっています。さまざまな行事が企てられていますが、そのポイントは「文化」「経済」「科学」の3つの分野です。 「文化」面では、「ミュンヘン・オペラ」「ベルリン歌劇場管弦楽団」の日本公演、「ベルリン博物館島」「ドレスデン国立美術館」の移動展などが企画されています。 「経済」面では、ドイツの主な企業の見本市・展示会、デパートでの「ドイツ週間」などが、各地で開かれます。また「科学・技術」の面では日独の30年にわたる協力の成果を軸に、学術交流の促進も含む幅広い記念行事や展示会などが催されます。 こうした流れの中で、長い間ドイツとの友好を深めてきた鳴門市とドイツ館でも多彩なイベントを計画しています。さらに練らなければならない点も多いのですが、主な企画をあげておきます。 4月17日(日) 鳴門市の「日本におけるドイツ年」オープニング・セレモニー 5月14日(土)―6月12日(日) 「日本におけるドイツ年」ポスター展 6月1日(水)―30日(木) 現代ドイツ人作家による「グリム童話」のイラスト原画展 6月5日(日) ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州首相来鳴 ・ドイツ館にリニューアルする「ニーダーザクセン州展示コーナー」のオープニング・セレモニー ・ベート−ヴェン『第九』演奏会:なるべく多くの在日ドイツ人に合唱に加わってもらう ・シンポジウム「ドイツ人から見た日本における独日交流」:なるべく多くの在日ドイツ人に加わってもらう 8月6日(土)―28日(日) ドイツ観光ポスター展 9月1日(木)―19日(月) サッカー「世界の共通語」展 10月1日(土) 全国フォーラム:「ドイツ兵俘虜収容所」を考える一全国の研究者や関心のある人による徹底した討論 10月8日(土)・9日(日) 「あるとき、夢の国で ・・・」木版画ワークショップ:その前後に関連する展覧会も開催 11月3日(木)―6日(日) ドイツ学術交流会:ドイツ人を中心とする「歴史教育」についての研修会 12月1日(木)―1月15日(日) 特別企画展「ハンゼンと徳島オーケストラ」(仮題) ・そのほか「ドイツワイン・ビール祭り」、「ドイツ音楽」関係のコンサートなどを予定しています。 |
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「ドイツ年」のマスコットキャラクター「ディ・マウス」君
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| 次に、中心になる行事の内容を紹介しておきます。 1.在日ドイツ人参加の「『第九』演奏会」と「独日交流」シンポジウム ベートーヴェンの『第九』最終楽章の「歓喜の歌」は、2004年10月に調印された「欧州憲法」で、EUの国歌に決まりました。このようにこの曲はドイツで愛されてきたばかりでなく、国際的にも平和と友愛の象徴となっています。本市は『第九』の本邦初演の地として、毎年6月の第1日曜に全国の仲間にも呼びかけ、演奏会を重ねてきました。 2005年は「日本におけるドイツ年」ですが、今年の演奏会にはニーダーザクセン州政府首相の訪問も予定されています。この記念すべき催しに、JETプログラム(語学指導と国際交流促進のための外国人青年招致事業)の国際交流員や企業関係者などの在日ドイツ人の方々に呼びかけ、国際平和と永遠の友愛の合唱を響かせていただき、本市市民や日本全国の『第九』愛好者と交流していただきたいと思います。 同じ日の夕方、州首相を交え「ドイツ人から見た日本における独日交流のあり方」というシンポジウムが開かれます。ドイツ人が期待する、拡大EUの中での独日国際交流のあり方や、本市をはじめとする地方都市の独日交流の方向性等について、在日ドイツ人から自由に発言してもらい、将来への展望を開きたいと思います。 2.「グリム童話」原画展 グリム兄弟の生涯と業績をパネルと写真で紹介するほか、グリム童話を題材とした、7人の現代イラスト画家のオリジナル作品40点を展示します。中には有名な絵本作家も含まれており、思いがけない出会いを楽しむことができるかもしれません。 |
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木村元ドイツ大使来館 昨年10月、香川日独協会の招きで四国に来られた木村元ドイツ大使が、高松に行かれる前にドイツ館をお訪ね下さいました。強い印象をお持ちいただけたようで、ご案内下さった香川日独協会の中村会長にご報告をお願いしました。なお木村さんは現在、「ドイツ年」の実質上の責任者を勤めておられる方です。 |
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退任のあいさつ もう半年にもなりますが、2001年8月から「国際交流員」としてドイツ館で活躍していましたローランド・シュルツさんが3年の任期を終えて帰国されました。遅くなりましたが、「ごあいさつ」が届きましたので紹介します。 |
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