2検討結果

1.売上分析
1)売上分析
(1)売上動向比較
1 競艇全体
バブル経済崩壊以降、中央競馬を除く公営競技の売上は減少の一途を辿っている。競艇は中央競馬に次ぐ売上をあげていたが、近年では競輪と同水準まで下がってきている。
各種公営競技売上の推移
各種公営競技売上の推移のグラフ
競艇全体の売上変動を平成3年度を1として指数化すると、平成12年度では約0.6となっている。それに対し、全国消費支出全体はほぼ横ばい、サービスに関する消費支出は約1.1となっており、景気低迷だけを公営競技不振の原因とすることはできない。
レジャーの選択肢が拡大したことで、相対的な魅力が減少したためと推測される。
競艇と同様のギャンブル性を有したレジャーの中で利用者を拡大しているものとしてパチンコが挙げられる。全国のパチンコ遊技機台数は、平成8年をピークに一時減少したものの、現在また漸増傾向にある。徳島県内の台数も平成11年から12年にかけて増加に転じている。
不況で支出が制限される中、競艇等の公営競技よりも、パチンコ等のより手軽なレジャーにファンが流れていることが推測される。
消費支出指数推移と競艇売上指数推移の比較(平成3年度=1)
消費支出指数推移と競艇売上指数推移の比較グラフ
パチンコ遊技機の台数推移
パチンコ遊技機の台数推移のグラフ

(参考)チャネル別利用状況
チャネル別売上構成比は競技により大きく異なり、競艇の本場売上比率が67.7%であるのに対し、競輪44.4%、中央競馬9.2%となっている。中央競馬は場外発売所が58.2%と高く、電話投票も30.2%に達している。競艇は競輪に近いものの、競輪は場外発売所が14.3%、電話投票が14.5%と、競艇に比べ場外発売所約5ポイント、電話投票約2ポイント高くなっている。
平成12年度公営競技発売形態別売上
競 技
単位
競 艇
中央競馬
競 輪
地方競馬
オートレース
延べ日数
4,269
288
3,783
2,274
741
チャネル別
売上金額
本場
千円
903,394,609
317,310,482
549,801,155
298,948,367
135,505,932
場外発売所
千円
121,755,103
1,997,797,879
176,322,324
89,024,034
1,038,541
場間場外
千円
144,193,030
75,477,349
331,172,996
133,684,704
34,248,052
電話投票
千円
165,442,576
1,044,171,791
179,878,545
34,404,800
14,873,233
千円
1,334,785,318
3,434,757,501
1,237,175,020
556,061,904
185,665,758
チャネル別
売上構成比
本場
67.7
9.2
44.4
53.8
73.0
場外発売所
9.1
58.2
14.3
16.0
0.6
場間場外
10.8
2.2
26.8
24.0
18.4
電話投票
12.4
30.4
14.5
6.2
8.0
100.0
100.0
100.0
100.0
100.0
1日当
売上金額
本場
千円
211,617
1,101,773
145,335
131,464
182,869
場外発売所
千円
28,521
6,936,798
46,609
39,149
1,402
場間場外
千円
33,777
262,074
87,542
58,788
46,219
電話投票
千円
38,754
3,625,596
47,549
15,130
20,072
千円
312,669
11,926,241
327,035
244,530
250,561
出所:鳴門競艇資料をもとにMRI 作成

2 鳴門競艇
競艇全体と鳴門競艇を比較すると、平成8年度のボートピア土佐のオープンにより、減少傾向にあった売上が平成3年度ピーク時と同水準にまで回復している。
しかし、その後の売上減少は全体よりも急で、平成12年度では、競艇全体で0.603 に対し鳴門競艇は0.658 まで近づいている。
鳴門競艇と競艇全体の売上指数の推移比較(平成3年度=1)
鳴門競艇と競艇全体の売上指数の推移比較グラフ



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